「おーい広瀬ー!」
「マー、お前は相変わらずテンション高いな」
「まーまー。さ、行きましょうや」
4年にもなるとサークルもとっくに引退して、今では卒論だの就活だのに忙しくしている奴が多い。俺も卒論はともかく就活はある程度やってるし、バイトもまあまあやっている。今日は久々にサークル関係の友達と飯でもという話になっていた。
俺と広瀬は2年の時に対策委員で議長やら委員長やらとして活動していた。当時のインターフェイスはプロ志向の人が多かったけど、その中でもプロになることにこだわらず楽しくラジオをやりたいという奴も増え始めていた激動の時代だ。