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最近また少し、自分の周りや内面に目を向ける余裕が出てきたので、思うことを少しずつ言葉にしていこうと思います。
ところで、「人間のうた」という詩をご存じでしょうか?
深澤義旻さんという小学校の校長先生をされていた方が、卒業する子供たちに贈った詩です。
私がこの詩に出会ったのは本当に偶然でした。必要があって過去十数年分の生徒会資料を漁っていた時に、とあるプリントの裏紙としてこの詩が印刷されていたのです。何気なく目を通した時、胸を衝かれるとはこういうことかと思いました。そこには、私がぼんやりと思っていて、でも形に出来なかったものがはっきりと示されていたからです。
とても長い詩です。全文本当に素晴らしいのですが、ここに少し引用したいと思います。
「まちがいや失敗をするな」と、おれはいわない
大事なことをまちがえなければいいのだから、
大事なことで失敗しなければいいのだから、
まちがいや失敗をおそれてはならない
おれがいう大事なこととは、
二度と立ち上がれなくなるかどうかということだ
意志と体力で支えきれなくなるかというときだ
他のまちがいや失敗は、
星の数ほどあったにしても、
少しもこわがることはない
まちがいや失敗から正しく学んでいくかぎり、
自分を高めていけるからだ
まちがいや失敗を一つもしない人間は、
結局、なんにもしなかったやつなのだ
口先だけで、何もできなかったやつなのだ
以前、「"自立"とは自分にとって必要なものを”選択”することだ」というようなことを書きました。
「生きること」と「選ぶこと」は切り離せないのです。選んだから、成功もするし、失敗もするのです。何も選ばない人生は、『息』をしているだけです。『息』を続けることが『生き』ることじゃない。
まちがった選択をしたと嘆くなら、別の道を行くか、まちがいのまま終わらせないか。
少なくとも私はそうやって『活き』て『生き』たい。
幸せは祈って待ってるものじゃない
戦いとっていくものだ
自分の弱さや醜さと戦いながら、
目的と目標をしっかり決めて
それに向かって突進していくときに得られるものだ
それが自分を大切にすることだ
自分を大切にすることをためらうな
自分を大切にできないでいて、
どうして、人を大切にできようか
自分を大切にすることが、
同時に人を大切にすることになる生きかたを
なんとしてでも見つけ出し、
作り出さねばならぬのだ
それは、人間にだけできるのだ
それが、人間の権利であり、義務なのだ
私は自己犠牲が好きではありません。
誰かのために命を投げ出すことも、それを厭わぬ心も、崇高だと思います。でも、私の大切な人が、誰か他の人のために自分を傷つけることがあったなら、私はそれを認められない。壊れてしまうなら、逃げ出して欲しい。誰に迷惑をかけても、情けないと罵られても。見知らぬ誰かの命を守るよりも、他でもないあなたに生きていて欲しい。
自分が大切に思っているものを、粗末に扱われたらいい気はしないでしょう。例えそれが、持ち主本人だとしても。だから私が大切に思うあなたには、自分を大切にして欲しいと願うのです。
もちろん、多少の無茶はするでしょう。無茶をしなければ、得られない成果もあるからです。だけども、日ごろ自分を大切にしているからこそ、ここぞという時に無茶が出来るのです。でなくばそれは、単に無理を重ねているだけに過ぎません。無理を続ければ、失うものの方が大きいでしょう。どうか自分を大切にして欲しい。あなたのためにも、私のためにも。
と、合間にやや的を外した私の文章を挟みましたが、これはもはや詩文が完成されすぎて解説不要であるからです。誰が読んでも伝わる文章ってこういうことなんだって思いました。
合間の文章は、以前書いたことをもとに再構成してあります。(未公開の文章も含む)
以下余談。
出来ればここに全文を乗せたかったのですが、著作権法という法律が私にとっては全容を把握し切れていないブラックボックスでして。技術科も免許持ってるので、ある程度勉強はしたのですが、とかく難しいです。何が難しいかと言えば、概念だけを理解すれば応用が利くような知識ではないことです。ケースバイケースの知識が必要なところが、脳みそのキャパが小さい(記憶力がない)私にとっては強敵なのでした。
というわけで、著作権法に触れなさそうな感じでやっていきたいなぁと思います。
お久しぶりです。
昨年の記事を見返すと、記事を更新する時期としない時期の波が大体同じで、忙しい時期はやはり忙しいのだなぁと思いました。夏休みが明けると学校祭準備で毎日が怒濤のように過ぎ去ってゆきます。それから実習生の来校。今年は家庭科の子が来て、どないしよ〜なんて思ったものですが、なんだかんだ1年の経験はでかい。去年の資料をフル活用してなんとかいつも通りのクォリティで授業ができました。自分成長した!
さて、今年の学校祭では、昨年の反省を生かしてなかなか頑張れたように思います。学級では小道具・衣装係として自分の得意を最大限に生かすことができましたし(某氷の女王の衣装をゴミ袋で作ってみたり。好評だった)、美術科担当としても、展示に間に合うように作品づくりを計画したおかげで、なかなか充実した展示に出来たしで、去年の反省をもとにした今年の目標は達成です。本当に今回は積み残しがない!私にしては珍しく清々しい(笑)
とりあえず一段落ですが、うちの学校は学校祭が終わってもノンストップで行事が続くので、気を抜きすぎず気を抜いて、またぼちぼち頑張ろうと思います。
ちなみに昨年の私は、この頃に眼精疲労になり、さらには風邪をひいたようですね。
今年は、そうならないようにしたいなぁと思う椎名でした。