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正しさの在り方


 私のモノの考え方は"物語のまっすぐな主人公みたいだ"というような言葉をもらいまして。ぶっちゃけ、そんな素敵な言葉をありがとうと感謝の気持ちでいっぱいなのですが、その一方で自戒すると、やっぱり私は"強者の理論"を振りかざす人間なんだろうなぁと思いました。特に精神的な意味で。
 正しく振るってるつもりの言葉の刃で、知らず知らず誰かを傷つけてしまっているのかもしれない。まぁ、そのあたりは元々、自覚はあったんですけどね。

 これでも昔よりはちょっこっと成長したのですよ。小学生時代の私はまぁ………でしたから、うん。
 物語の世界なら、主人公が多少なりとも強者の理論を振りかざしたところで、それが正義として罷り通るのです。そういう風に作られた世界だから。でも、私はこの世界の主人公じゃないし、そういう風にも作られていない。それに気がついたのは、やっぱり中学生の頃かなぁ。正義を語るなら、それ相応の振る舞いをしなければいけないし、正論が必ずしも受け入れられる訳じゃない。それはすごく難しいことだって。
 だから高校でも大学でもそういうのは全部内側にしまってしまった。そんなわけで、何を考えているのか分からない人間ひとりのできあがりです。おかげで深くつきあった友人には、「見た目おとなしそうなのに中身は結構苛烈だよね」と言われる始末。苛烈ってあんた…。

 ただ、教員として働いてからは、"こういう考え方もできるんだよ"という意味で、自分の考えを示していくことも増えましたが。ただ、それを「こうあるべき」「こう考えるべき」と押しつけてしまうと自分も子どももただただ苦しくなってしまうだけなので、そこだけは気をつけているつもり。
 まだ、悪い方向にしかモノを考えられない子ども達を認めてあげられるほどの器はないけれど、そういう考え方しかできない子ども達も居るのだと言うことだけは理解るようになりました。


 私だってさ、凹んだり凹んだり凹んだりするわけですが、まぁ結果はどうしようもないわけですよ。どんなに悔やんでも泣いても喚いても自分を責めても何も変わらないのです。そう思うと、そういう時間が必要な時だってあるとは思いつつ、(自分にとって)ムダな時間は極力省きたいなと。つまりは不精者。面倒くさがり屋。だから立ち直り早いのよ。開き直ってるだけだから。
 私は物語の主人公のように純粋ではないなぁ。打算的だし、損得勘定するし。ただ、目先の利益や自分の利益だけに囚われないところは、自分に評価をあげてもいいかなとは思っている。

 とにもかくにも、自戒を忘れたら自分がダメになりそうなので、適度に気を引き締めながら頑張ります。

あえて空気読まない


 日本中がオリンピックで盛り上がってところにあえて水を差します。私はオリンピックが嫌いです。

 選手がどうのとかじゃなくて、私だって選手には心から頑張って欲しいと思っているよ。そうじゃなくて、勝手に期待した挙げ句勝手にがっかりして、っていう周りの在り方。そういうのがたまらなく嫌。オリンピックで結果を残したから全てじゃない。オリンピックで結果を残せなくてもそれが全てじゃない。

 暗黙の了解のように漂う「努力=結果」みたいな空気がすごく居心地悪い。
 多分、コンプレックスなんでしょうね。
 私の仲間たちが、頑張っているのに結果を残せないのをずっと傍で見てきたから。
 そりゃあ結果がでれば一番いいよ。でも時の運だってある。結果は必ずしも努力に比例しない。
 結果を残せなくても、それまで頑張ったことは消えたりしないんだよ。途中経過を認めてあげたっていいじゃないか。認めた上で、もっと上を目指せばいいじゃないかって思うんだ。
 どんなに頑張ったってどうしようもないことだってあるよ。それは、あなたの努力不足じゃない。どんなに頑張ったって、準備したって、結果が出ないことだってあるんだ。
 
  あー、すごい混乱した文章。主語がめちゃめちゃだ。
 あとね、採点競技の在り方も嫌い。なんで絶対的根拠のない点数で勝敗が決まるの?
 スポーツはどんな国だって平等でしょう?白人だから、アジア人だから、嫌いだから、好きだから。そんなくだらないことで左右される結果なら、私はいらない。


 メダルなんて取らなくてもいい。納得のいく演技ができたって、楽しかったって、選手が笑って帰ってこられたらそれでいい。それだけでいい。


 という文章を、数日前に書いてた。金メダルが出る前。
 選手のことは純粋に応援してるんだ。全力だったって、悔しくても悔いは残らないようなパフォーマンスをしてきて欲しいって。メダルの有無や色、国のあれこれで選手の頑張りが認められないのだけが嫌だなぁって。それだけなんだけどね。

追憶の呼び声


 唐突にお話を一つ。
 だいぶ前に書いた【紫苑の恋(まだ仮題)】の対になる話です。

 実は、彰子の話を上げた時点でこのお話もほとんど書き上がっていたのですが、何となくしっくりこなくてお蔵入りになっていたのでした。でも読み返してみたら、このまま眠らせてしまうのは惜しいなと思ったので、少し加筆修正してみました。
 例により例のごとく、捏造3年後です。未だに本編は読めてません。そろそろ読もうかなぁとは思いつつ、本当の本当にとどめを刺されそうで怖いのですよ。まだもう少し書きたいこと残ってるし。


 以下、捏造ばっちこいな方どうぞ―。
 
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自立するということ


 一人暮らしを始めてから早一年。
 もうすでに一人暮らしをされている方には同意を頂けると思うのですが、実は生きていくのに必要最低限の生活を営むことはさほど難しいことではありません。だってとりあえず必要不可欠なことを必要なだけすればいいわけで、いまは食事でも洗濯でも何でも、お金さえ出せば自分の手を何一つ煩わせず済ましてしまうこともできる時代です。極端な話をすれば、住処とお金さえあれば、生きていくのにほとんど困らないのです。もちろん「困らない」だけなのですけれど。
 私は家庭科教員なので、「生命を維持する」のと「生活を営む」のは全くの別物だと主張します。まぁそれは置いておいて。


 つまるところ、自立ってどういうことなのってお話です。
 「自立」という言葉を調べてみると、"他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること"(デジタル大辞泉)とあります。一般的には"自分のことを自分でできるようになること"なんて見方も多いかと思います。
 でもこれを額面通り受け取ると、現代社会に生きるほとんどの人(特に単身者)は自立してないってことになりませんか?だって、いろんな場所、いろんな人に助けてもらいながら暮らしてるでしょ、実際。誰にも頼らず、何にも頼らずなんてあり得ない話。


 例えば食事について、レトルトや外食、中食に頼ることは悪いことじゃないと思うのですよ。仕事が忙しいこともあるかもしれない。料理が壊滅的に下手な人だっているかもしれない。その他いろんな事情があったりだってするわけで。現代はいろんなライフスタイルがある。それを踏まえると生活とは「こうあるべき」という考え方は、すでに過去の遺物なんじゃないかなと。


 私は、自立を「自分にとって必要な物を自分で選ぶことができること」だと思います。
 自分でできない部分や手の回らない部分を他に頼るのは、当たり前のこと。それを自分にとってよりよい形になるように"選択"することができる。それが、現代の自立の形じゃないかと思うのです。
 さらに言い換えると「自分で自分のメンテナンスをできること」だと言いたい。
 人間だって時々不具合が起きるんです。ちょっとした生活の乱れが身体の不調となって現れたり、ちょっとしたことが気になって心が鬱々としたり。
 誰かの庇護下にいる時は、自分の不具合に親や周りの大人が気づいてくれたりして、どうしたらいいか、この場合はこうすべきと選んでくれたりもする。それに耳を傾 けていれば大抵のことはどうにかなるもんです。少なくとも、私の場合はそうでした。
 でも独り立ちしたら、自分の不具合は自分で気づいてあげないといけない。何が原因か、どうしたらいいのか、どうすべきなのか、一つ一つ自分で選択していかなければいけません。周りに気にかけてアドバイスをくれる人はいても、「こうしなさい」と選んでくれることはありません。最終的に判断を下すのは自分です。
 自立するというのはきっとそういうことなのだと思います。


 例えば、外食・中食ばっかりだとしても、健康的であるために必要な食生活の在り方という基本概念を守ることはできるものです。それがよりよい選択をするということ。


 一番近くて一番よく分かっているはずの自分に必要な物が分からなくて、他人が必要とする物を与えられますか?私はできないと思う。自分を大切にできない人が他人を大切になんかできっこないです。見るからに疲れてそうな人に「ちょっと休んだら?後は引き受けるよ」なんて言われてもさ、気持ちは嬉しいけどいやいや、まずあなたが休んでくださいって思うでしょ?


 ただし、「自分を大切にすること」と「自分を甘やかす」ことは全くの別物です。
 この辺りはき違えている人も世の中にはたくさんいます。でも、そんな人たちはどうでもいい。腹を立てたり気を揉んだりするだけムダ。自分がそうならないようにだけ、気をつけるべきかと。そういう意味では、自分を律するという意味で"自律"という言葉とも同義なのかもしれません。




 なんて、最近断片的に思ってたことをちょっとまとめてみただけ。
 最後ちょっと精神論みたいになっちゃったけど。


 

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