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【SSS】愉快な下僕たちの労働

 男子禁制、女子の園。俺とヒロ、それからこーたの3人はは青葉女学園大学にやってきました。青女さんの学祭が間近だということで、その手伝いという名目だ。と言うか、俺とこーたはヒロに巻き込まれましたよね。
 何か、ヒロが啓子さんに青女の学祭についていろいろ聞き回ってたんだよな。そしたら、流れで手伝うことになっていたと。いやいやちょっと待てとは思ったけど、人助けやよとか意味のわからないことを言われて押し切られたのだ。

「それじゃあ向島勢いい? 今日の作業工程はこんな感じだから」
「本格的な工事現場みたいだな」
「作業するのに計画を立てるのは基本だからね。進捗の遅れは命取り」
「さすがKちゃんやよ!」


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【SSS】praise only a little

 大学祭が間近に迫ると、その作業に曜日は関係ない。日曜日だろうとサークル棟は開放されているし、日曜日だろうと作業をしなければ間に合わないのだ。主に必要になるのが、ブースに掲げる看板だ。DJブースと食品ブース用で2枚、それからタイムテーブルに、足元の立て札もある。
 如何せんMMPは筆無精が多いと言うか、装飾作業となると全く使えない連中が多い。絵心の有無が問題になってくるのかもしれない。このテの作業は1年の頃から主戦力としてやっていたけど、2年になった頃から独りで黙々とやる物になってましたよね。何故って、誰も出来ないから。

「菜月さん」
「ああ、圭斗か」


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