「アヤさんこれ、よかったら」
「きゃー、カズさんありがとうございますー! たまちゃんも遊びに来てくれてありがとねー」
慧梨夏と一緒におじゃましまーすと上がり込むアヤさんの部屋は、慧梨夏とは違う部類の本やらDVDやらがいっぱいで何かすごい部屋だ。曰く、例の先輩の趣味が移ったとかで、引き出しを増やす勉強に余念がないとのこと。
その部屋の一角が段箱でエラいことになっている。きっと触れたらダメなヤツだろう。慧梨夏じゃないから箱の中身が肉色表紙の同人誌、とかいうことはないと思いたい。だってアヤさんだぜ! 超絶美人でスタイリッシュなアヤさんだぜ!