最近、執筆と読書の方が忙しくて映画を観ていない。スカパーをつけても観た作品ばかりなのも理由のひとつ。映画が観たい。観たいのがないというのも切ないですな(笑)。
ハイチ地震のニュースを観ながら、日本からの救援隊が何で遅いんだろうとヤキモキしたが、先に向かったアメリカやフランスなどの救援隊は、ハイチ政府が不安定で未だに動けない状態なんだとか。ハイチはアメリカの干渉で最貧国になったという経緯もあるそうで、いろいろ複雑なんだそうである。ハイチは今、治安が最悪でひどい状態だそうだし、一刻も早く困っている方々を救ってあげてほしい。
奇しくも阪神淡路大震災から15年を迎えている。あの日は本当にびっくりしたな。
あの頃、私は駆け出しのライターとして忙しく取材や作品レビューの執筆に追われ、一日三時間ぐらいしか眠れてなかった。あの日は締め切りが朝の七時までに迫っていて、朝方になっても終わらずピリピリしていた。テレビをつけっぱなしにしてて、突然あの大震災の特番に変わり、眠気がひどかったから夢なんじゃないかと思った。ようやくゲラも仕上がり、一階に下りてファックスで編集部へ送ろうとしたら、茶の間の両親がテレビにかじりつくように観ながら「えらいことになってる!朝からずっとコレ(地震のニュース)やってんだぞ」と言った。夢じゃなかったんだ…。
兵庫県には尾崎豊関係で知り合った男性がいたので、朝だったけれど電話してみた。もちろん電話は繋がらず、安否はそれから二週間後に無事と分かるまで心配な日々をすごした。
ファックスしたあと、部屋に戻って眠り、昼過ぎに起きてテレビをつけたら、それはまるで爆撃でも受けたように火の海の神戸を上空から映している映像だった。建物や人々の様子が次第に映され、あまりにも悲惨な映像に息を飲んだ。
今、あの被災した街はほとんど復興して地震の爪痕がわからないくらいになってるというから神戸の人たちの強さには感服する。確かに悲しんでばかりじゃ前に進めない。当たり前のことだがなかなか勇気がいることだ。あの日を忘れない。そして私は今年も被災者の幸せを祈っている。
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