今日はようやく昼前に起きられた。眠くてベッドでぼんやりしてたら、オークションでお世話になった方からお年賀の電話が!会話はほとんど覚えてないのが怖い(笑)。ほんと、何を喋ったのだろう。変な人だと思われたらショックである。ほとんどの人たちが私が午前中は寝ているのを知っているので、朝から電話が鳴ることは滅多にない。出ないでそのまま留守電に切り替えれば良かったかな
次兄ボブとドコモショップへ行こうと張り切って起きたのに、ボブは外出した様子。携帯に電話したら、気晴らしに競艇に来ているという。んもうっ、そうなら前の日言ってくれたら良かったのに!結局ボブは夜まで帰らなかった。
まだ道路が凍結しているので外出を断念した私は、久しぶりにのんびりと本を読んだり、スカパー(TBSチャンネル)で向田邦子原作のドラマ『眠る盃』がやってることを偶然にわかって、じっくり観てしまった(DVDを持っているくせに…)。
『眠る盃』は昭和15年のお正月を迎えた家族を描いたお話。短気な父親役に小林亜星、母親役に加藤治子(とここまでは『寺内貫太郎一家』そのものだが)、長女役に工藤夕貴が出てくる。彼女はまだ十代だった。
ドラマは向田の至宝の随筆『眠る盃』そのものという感じで、長女は父親の来客を迎えるために母親やお手伝いさん(渡辺えり)をしっかりサポートしている。床の間や玄関の生け花を準備したり、台所では徳利にお酒を入れて湯煎する準備に大忙し。女たちはおせち料理に手一杯という感じ。それでもちゃんと着物を美しくまとい、忙しく動いている。
我が家もちょっと前までは年末から母が生け花を生け、神棚とキッチンには父が杵と臼でついた立派な鏡餅が飾られていた。ところが今では生け花は花瓶のお花、鏡餅はスーパーで買ったものに変わってしまった。両親がしてきたことを引き継ぎたいところだが、現実はなかなか難しい。
しかし、ドラマに出てくる昭和のお正月は本当に美しい!いつから日本人は手抜きのお正月をするようになったんだろう。鏡餅やしめ縄を飾るのは、その家にその年の歳神をお迎えする意味があるけど、そのことを深く考える人も少なくなったのではないだろうか。両親から教わりたいことがもっとあったのに、こういうときに既に遅かったことを思い知らされるのである。
入り口出口田口に爆笑!
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