HERE TODAY DIARY Season2

　震災から瞬く間に日々過ぎている感じなのだが、この頃は日差しが眩しくだんだん夏に向かっているなと実感する。やはり私は今年も短い春が愛しく、遠ざからないでと思ってしまう。

　今日は避難者のオバサンと、被災した子どもたちのことについて話した。避難所の子どもたちのほとんどはゲームもおもちゃもないなかで、この二か月間を過ごしている。小学生くらいの子どもたちは大人たちの手伝いをすすんでやっているが、それより小さい子は夜泣きやお漏らしをして、親御さんも大変なんだそう。それを見かねたオバサンは小さい子を抱き締めながら童謡や子守唄を歌ってやると静かになって、いつの間にか眠っているんだとか。
　この頃の若いお母さんは童謡や子守唄を知らず、子どもがどうしたら安心するかわからないみたいだという。子どもがいちばん感じやすい時期に、母親から童謡を歌ってもらった子どもは思いやりがあって優しい子に成長するんだよ、とオバサン。
　今はおじいちゃん・おばあちゃんと同居しない家庭が多いから、おんぶされて子守唄を聴くこともないんだね。自分がそうやって育てられなかった人はやはりそういうこともしなくなるんですな。
　私は嫌というほど母から子守唄を聴かされて育ったので、今でも耳に残っている。キツキツの帯で背中におんぶされて、音痴な母の歌を聴かされたから私も音痴になっちゃったのかも(笑)。家には童謡のレコードもいっぱいあって、摩りきれるほど聴かされた
　しかし、童謡とか聴かせるのは大事だよね。私も自分の子どもがいたら絶対聴かせるだろうし、歌ってあげて寝かせると思う。ゲームやおもちゃよりもまずは、そういう情緒的なのに触れさせたい。
　チャンと私は、小さいうちはテレビゲームはさせない主義で一致している。私たちの世代は、外で遊ぶのが当たり前で育ったからなのだろうか。ゲームがなくても楽しいことがいっぱいあることを教えてあげたいと思うけど、現実はそうもいってられないのだろうな…。うぉー、子どもがほしくなってきた(笑)。育てられないけどさ。





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肩こり治らないです