秋の夜長にはジャズがよく合う。今、ヘヴィー・ローテーションに聴いてるのがミリー・ヴァーノン。彼女は幻のシンガーでビリー・ホリデイと並ぶ。
ミリー・ヴァーノンが日本で知られるようになったのは、向田邦子のエッセイ『眠る盃』。そこに“水羊羹を食べるときのバックミュージックはミリー・ヴァーノンの『Spring is here』が合う”とあり、向田は彼女の消息を“生きているのか、死んでいるのか”気にしつつ、愛聴していた。以後、この曲が収録されているアルバム『Introdueing』が素晴らしいことが知れ渡り、レコードが高値で取り引きされていたそうな。
甘い彼女のボーカルは夜にぴったりだ。二番目のハル姉はコーヒーが飲めないくせに、「コーヒーを飲みながら聴きたいね」と言っていたが(笑)、確かにコーヒーによく合うような気がする。
そんなハル姉は急性胃腸炎ではなく、実は胃潰瘍だったことが判明した。具合が良くなってきたらしく今日、ひょっこりやってきた。ご飯食べにいこう、というお誘いだった。ちょうど私も買い物へ出掛けるつもりだったので一緒に付き合ってもらった。
通販の支払い等を済ませ、あちこち回って五万円ぐらい散財してしまった(笑)。でも久しぶりに思うがままにショッピング出来たので、日頃のストレスが解消できたような感じがした。何より、ハル姉が元気になってくれて嬉しかった。日曜日はまた姉たちが庭や畑の手入れに来てくれるらしい。毎日淋しくてたまらない私には嬉しいことである。
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