らいちは今日も私のベッドで四時間ぐらい寝ていた(笑)。寝る子は育つ、とはいうけど、らいちは少しずつ貫禄が出てきた気がする。見よ、この目付きを!!(笑)
“ハブ空港”とニュースで何度も伝えているが、空港をハブする(仲間外れする)のか、はたまた蛇のハブだらけにするのだろうか…なんて想像を駆け巡らせたのは私だけではあるまい(笑)。意味がわかってなるほどと思ったが、前原さんも前途多難ですな。体制を変えるって想像を遥かに越えた作業なんだろうね。
昨夜観た作品は『つぐない』(2007年)
第二次世界大戦前夜のイングランド。政府官僚の娘で作家を目指している13歳のブライオニー(少女期シーアシャ・ローハン、青年期ロモーラ・ガライ)は、姉セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と使用人の息子で幼なじみのロビー(ジェームズ・マカヴォイ)がただならぬ関係であることに感づき始める。そんなある日、事件は起きた。ブライオニーの嘘の証言によって、ロビーが性犯罪者の冤罪をかけられ、刑務所へ収監させられた。恋するセシーリアとロビーは引き裂かれてしまう。ブライオニーが罪の重さに気づいたとき、戦争は泥沼になってきていた。
現代イギリス文学の巨匠イアン・マキューアンのベストセラー『贖罪』が原作です。幼い少女のピュアさが生んだ罪で、二人に生涯をかけて償うことになります。冒頭に動物の置物が行列をしているのはノアの箱船であり、後半のロビーが戦場で母親に似た幻に足を洗ってもらうシーンはマグダラのマリアだと私が気づいたとき、ロビーはキリストなんだなと思いました。後半で兵士たちが讃美歌を歌うシーンもありましたね。それからロビーがポピーのお花畑を歩くシーンは戦場で傷ついた人たちへの哀悼の意味合いがあるのでしょうね。身分が違う恋人たちの悲恋を通し、イングランドの階級制度の重さや保守的な社会が読み取ることができます。とにかく重い話ですがいい作品でしたよ。それから、晩年のブライオニーを大女優ヴァネッサ・レッドグレーヴが演じていて驚きました。
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