目の前に出されたのは、ごくごく普通のカレー。具は少し大きめで、食べごたえがありそう。不味くはなってないと思いますという言葉に、改めていただきますと手を合わせて。うん、変な感じがする。
 対策委員の会議終わりにタカちゃんの部屋に立ち寄った。エージも一緒に。お酒とお菓子を買い込んで、さてご飯はどうすると。すると、タカちゃんが「昨日のカレーならあります」と。
 そんなこんなでアタシとエージはタカちゃんの作ったカレーをご馳走になっている。だけど、タカちゃんが自分で作った物をご馳走になるというシチュエーションにアタシもエージもこの世の終わりを予感する。天変地異、青天の霹靂、何かそんな。