「わーっ! ゲンゴローが死んだー!」
「きゃーっ!」
「ユキちゃん大丈夫!?」
「変な味ー、と思ったけどこれは慣れればイケるや。はちみつとチーズかな」
俺の部屋は、何かの焼けるちょっと変わった匂いが充満して、いくつかの死体が転がる混沌の空間と化していた。ここで行われているのは、インターフェイスの1年生で集まって開かれているたこ焼きパーティー。
俺の中では普通のたこ焼きをころころ焼いて、それを山積みになるまで焼いてわーってみんなで食べるっていう楽しい会のつもりでいた。それがどうだ。何人かは明らかにハズレを引いている。