HERE TODAY DIARY Season2

　昨日の大雪で各地パニックなようだ。我が家は兄が雪かきをしてくれないので、降ったままの状態。道路はアイスバーン状態で、渋滞もしているらしい。今日の最高気温は一℃だとか。早く気温が上がってほしい。

　久々に爆睡した。起きたら頭が重く悪寒がした。どうやら風邪をひいてしまったようである。寝不足に寒い日の外出、疲れ。原因はいくらでもある。どうせ雪で外出禁止令が出ているし(苦笑)、家で静かにしていれば良くなるだろう。

　ずっと見つからなかったCDが、部屋の隅っこにあった。震災の時、反対側の壁まで飛んで家具の後ろへ落ちたようだ。ショーン主演の映画『ドリームゴール』のサントラ。このCDは前向きな曲が多く、よく聴いていた。ジョー・エリオット、NEW ORDER、ジェフ・ベックなど、90年代当時イギリスの音楽がつまっている。
　映画ではショーン演じるジミー・ミュアーがプロサッカー選手の夢を叶えるまでの愛と葛藤のお話。三十代のショーン、格好良いのよ！何度観ても興奮してしまう(笑)。　

　大島渚監督がお亡くなりになったらしい。長い闘病生活から楽になられたと思う。奥様の小山明子さんも前に書いたけれど、介護で鬱になったりして大変な苦労だったはず。監督の新作がもう観ることができないと思うと残念だ。
　私は大島監督の作品が結構好きでビデオやDVDを集めていた。初期の作品は社会性ある題材で、昭和中期の若者の風潮をルポルタージュ調に描いているものが印象的だった。私がいちばん好きな作品は何と言っても『愛のコリーダ』。あの阿部定事件を生々しく描いた作品である。何度観ても素晴らしい映画だ。過激と言われ日本では作ることができず、フランスで製作され、結果的に世界で大島渚の名前が認知され“日本のゴダール”ともいわれた。その頃日本で『愛のコリーダ』のパンフレットが猥褻か芸術かと物議を呼び、裁判になったが結果は勝訴した。日本のヌーベルヴァーグの中心にいた大島監督の存在は大きかった！
　代表作で最大のヒット作『戦場のメリークリスマス』はもはや説明は要らないとは思うが、この作品も名作。
　大島監督はラジカルな方だったから、病気で言葉を話せなかったことは苦痛以外の何者ではなかったはずだ。野坂さんとの大喧嘩は、懐かしいね。またひとり日本の素晴らしい人を亡くしてしまった。
監督、お疲れ様でした。安らかに。R.I.P...






拍手ありがとうございました
お陰さまで眠れましたよ。