四月も半ばを過ぎたのに、記録的な大雪になった。昨夜の雪は結局19センチ積もった。我が家の植物公園予定地の庭はこんな感じである。花を咲かせた草木は雪をかぶって見えない。もうすぐゴールデンウィークだというのに不思議ですな
久々に映画鑑賞…。
本日観た作品は『エンジェル』(2007年)
1900年代初頭のイギリスの下町。食料品店を営む母親とともに慎ましく暮らすエンジェル(ロモーラ・ガライ)は空想の中で物語を作り、周囲から特異の目で見られている。執筆した小説を出版社に送り、程なくして文才が認められ、若干16歳にして文壇デビューを果たす。小説は瞬く間に売れ、幼いころから憧れていた豪邸“パラダイス”を手に入れ、貧しい生活から一転して贅沢三昧の暮らしを始める。そんなある日、彼女の出版記念パーティーで出会った画家のエスメ(ミヒャエル・ファスベンダー)と運命的な恋に落ちるのだが…。
原作はあのエリザベス・テイラーの小説で、メガホンをとったのはフランソワ・オゾン監督です。キャストもサム・ニール、シャーロット・ランブリングなんかも出てきて豪華でした。空想の世界で生まれた物語を出版社の発行人(サム・ニール)は絶賛し出版社へ呼び寄せます。彼は熟練した大人が書いたものと思っていた矢先、少女が現れて驚愕します。貧困生活からきらびやかな生活に変わる辺りからして、いかにも成金らしく服装もけして上品とは言えません。そんなエンジェルが恋に落ちたのが、キュビズムの売れない画家。同じ頃、彼の姉が秘書としてエンジェルに仕えます。現実と虚構の中を情熱的に生きる女の姿は、オゾン監督にしては随分ドロドロなメロドラマでした。歓喜して、愛して、傷ついて、一人の女性の半生はあまりにも激しすぎる。でも見応え充分!そういえば、このヒロインを演じていたロモーラ・ガライって『つぐない』にも出てましたね。
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