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失われていく時代、遠ざかる思い出

 やっと雨が降った!でもすぐ止んでしまった(笑)これから一週間はずっと晴れと知ってガッカリ…。水が出なくなったらどうして暮らせばいいの?


 先日の広川太一郎さんの死去に続いて、今度は上田現が肺がんで逝ってしまったそうだ。「パヤパヤ!リックサック♪」と朝から晩まで同じ曲を繰り返し聴いた十代が、遥か遠くに感じてきたけれど、あのレピッシュの現ちゃんがねぇ…。
 短い期間でも長い期間でも、その時その瞬間大好きなものがあり、それなりに愛着を持ってたものや人が、ある日突然失われてしまうことに、刹那的ともいうか、言葉に言い表せない切なさが押し寄せてくる。
 例えば、故久世光彦さんのドラマとか。あれは長いスパンで定期的に放送され、観てるときはそれほどじゃないんだけれど、ある時に無性に恋しくなる瞬間がある。それは昭和という心の美しかった時代の投影なのかもわからないが、ワンシーンワンシーンごとに何処かで観た風景で、胸に迫る何かがわき起こるのだ。私は昭和の終わりに近い時に生まれたのに、あんな古い時代が堪らなく好きになってしまったのである。久世さんの演出が引き付けられるのは、向田邦子が原作だからだけでなく、もっと深いところで共鳴する部分があるに違いないと思っている。
 誰かがこの世を去るとき、ひとつの時代が終わりを告げる。それは延々繰り返されるわけだけど、その時々にその人のことを深く考えるのだが、最近はその考える時間がやたら長くなるので辛いね(苦笑)酷いときは頭から離れず、眠れない時があるのだが、私だけだろうか(笑)


昨夜観た作品は『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)
 アリゾナに住む幼児体型でメガネの少女・オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は、ビューティー・クィーンというコンテストで優勝すること。どうしても出場したくてコンテストのビデオを観て研究したり、大好きなおじいちゃんに教わったダンスを特訓したり余念がない。ある日、ビッグニュースが舞い込む。カリフォルニア州で行われる“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに繰り上げ参加が決定したのだ。挫折ばかりで問題だらけのフーヴァー家は、家族でボロボロの黄色いミニバスに乗り込み、会場を目指すのだが…。
 私は“負け犬”とか“勝ち組”という言葉が嫌いなのですが、前者のお話です。この作品の家族は口が災いして揉めたりするのですが、実はナイーブ。それがもとで社会とうまく折り合いがつかないんですね。でもそんな家族に明るく照らすのは末っ子の女の子。本当に可愛い!一家は加速に時間がかかったりクラクションが壊れて鳴りやまないワーゲンに乗り込み、長い旅をします。それが珍道中で笑えたと思ったら、次の瞬間泣けたりと忙しい(笑)ハートウォーミングなロード・ムービーでした。
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メアリさんのプロフィール
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誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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