この話に関する妄想があった
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高「ダメだ、さみィ、ねみィ」
圭「そろそろお開きにしようか? とりあえず緑大勢は僕の部屋に来てもらうとして、ヒロ、情報知能センターの鍵はあるよな?」
ヒ「ありますよ」
圭「そしたら、りっちゃんと神崎は悪いけどヒロについてもらって。神崎、お前はパソコンがあれば完徹余裕だろ」
圭「高崎、悪いけど菜月さんを部屋まで送ってもらっていいかい? いつもなら野坂に頼むんだけど、如何せん今日は」
高「ここまで弱いと知らずに飲ませた俺にも責任があるな。よっと」
圭「物理的に背負わせて申し訳ない。菜月さん、自分で歩けるかい?」
菜「うちは大丈夫だ」
圭「ならよかった」
圭「高崎、僕はお前を信用しているよ」
高「てめェの下世話な妄想が現実になるワケねえだろ。残念だったな、4年生にチクるネタにならなくて」
圭「この状況だけでも十分面白いから安心するといい」
高「ま、お前のおかげで伊東から解放されると思えばな」
圭「……そうだ、おあいこだね」
ノ「Zzz...」
高「男背負って4階は地味につれェ」
菜「今鍵開ける。はい」
高「上がるぞ。つーかわりィ、何か飲むモンねえか」
菜「あったかいの、つめたいの、アルコール、リポD」
高「ブラックコーヒーじゃなきゃ何でもいい」
菜「ホットミルクでいいか?」
高「最高だ」
菜「ノサカはどっか適当に転がしといてくれ」
高「つーかコイツ寝相最悪だろ。ただ転がすだけで大丈夫か」
菜「その辺は運ゲーだな」
\チン/
菜「砂糖は2杯だっけ」
高「ああ」
菜「はい」
高「サンキュ」
菜「あと、眩しいから電気は消して、スタンドだけにしてくれ」
高「ん」
菜「うちも風邪ひくと困るし、掛け布団は1枚しか貸せないけど」
高「あー、野坂にかけてやってくれ。大分冷えてるだろ」
菜「お前はどうするんだ」
高「俺は今あったかいの飲んでるし、ダウンジャケットで凌ぐ」
菜「こたつつけるか?」
高「いや、いい。こたつつけると俺は再起不能になる」
菜「高崎」
高「ん?」
菜「おやすみ」
高「ああ」
パチン
菜「ん……」モゾモゾ
「……やっぱり、寒いんじゃないか」
「……でも、面白いし写真の1枚くらい撮っとくか」パシャ
「別角度からもう1枚……」パシャ
「使い捨てカメラでも1枚」パシャ
「こっちでも別角度から」パシャ
「寝顔アップも撮っとこう」パシャ
「上からも撮っ(ry
RRRRRR
菜「あい」
圭『おはよう菜月さん。そっちはどうだい?』
菜「大方の予想通り男どもは爆睡してるけど」
圭『ですよねー。まさかとは思うけど何もなかったよな? いつも言っていると思うけど菜月さんも女なワケで』
菜「あるワケないだろバカなんじゃないのか!」
圭『ところで現在午前7時前だけど、まあ、メンツがメンツだけにしばらくは起きそうもないよね』
菜「ああ、写真撮りまくったけど起きる気配なかったし多分もうしばらくは起きないだろうな」
圭『写真撮ったの?』
菜「1枚送ろうか」
圭『まあ、男の寝姿に興味はないけど一応もらおうか』
圭「おっきたきた」
い「はー、圭斗朝飯ごちそーさん」
圭「これはwww 伊東、これはお前の管轄だ」
い「え?」
圭「菜月さんの部屋の様子が画像で送られてきたんだけど、これはお前向けだ」
い「俺向けって」
圭「いいから」
い「俺じゃなくて慧梨夏向けじゃねーかwwwwww」
圭「高崎が寒さに耐えかねて野坂で暖を取ってる、と推測出来るけどこれは……」
い「高ピー普段抱き枕使ってるとかって話は聞いたことないもんなあ。やっぱさ、かかってる布団の面積とかから考えても圭斗説は正しいだろうけど下手すりゃ事後だろこれwww」
圭「菜月さん、写真撮りまくったって言ってたよな……」
い「えっ、まだ画像あんのw」
圭「全部見たいね。男の寝姿に興味ないとは言ったけど、ここまで面白いなら話は別だ」
い「ちょっ圭斗もし画像もらえたら俺にもちょーだいw こんなに安らかな高ピーの画像なんてレアだしw」
い「まあ、確かにMBCCの無制限飲みでも野坂がタカシになってるくらいでやってることは大差ないんだよね高ピーって実は」
圭「寒いと見境がなくなるのか」
い「布団も薄いし仕方ないっちゃないんだろうけど。でも写真を撮ろうっていう発想はなかったさすがなっちさんだ」
菜「起きないなー」ツンツン
菜「寝てると可愛いんだけどなー」ワシャワシャ
ノ「ん……――っ!? くぁwせdrftgyふじこlp!?!?!?!??!?!?!????!?!?」
菜「おっ、起きたか」
ノ「あの、菜月先輩……これは一体どういうことで……」
菜「寝起きにしてはピンピンしてるんだな」
ノ「いえ、この状況で眠気が覚めない方がどうかしているかと……」
ノ「と言うか、俺はいつの間に菜月先輩のお宅に来たのか、俺はどうして高崎先輩にホールドされて目覚めたのか、などなど混乱している要因はいろいろございまして」
菜「かくかくしかじか」
ノ「……ナ、ナンダッテー!?」
菜「よっ、お家芸」
ノ「ああ俺は一体どうすればよいのか! 高崎先輩が俺を背負ってここに運んでいただいただなんて死んでも詫び切れません! うわああああ」
菜「そうは言っても高崎もお前を抱き枕代わりに暖を取ってたんだからおあいこだろ。完全に新婚夫婦みたいな寝方してたし」
ノ「ナ、ナンダッテー!?」
菜「ほら、画像」
ノ「何ですかこれはコラージュか何かでは」
菜「そんな技術なんてないぞ。残念だけどこれは現実だ」
ノ「なんてこった……」