ファミリー劇場で絶賛放送中『太陽にほえろ!』第424話『拳銃を追え!』。スコッチ復帰編二作目のハードボイルド。スコッチ主演作はどれもハードボイルドに見えるけどね(笑)。
ある時、スコッチは45口径の拳銃が大量に出回っていることを知る。東南アジアから密輸されたとみられる銃は誰が持っているのか。一人の男を逮捕。ほどなくして山さんの捜査であと、幾つか出回っているのがわかった。一人は売り出し中の俳優立花(倉石功)が所持しているようだ。
スコッチ「拳銃は、お好きですか?」
立花「興味はありますね。いつも映 画で使ってますから。 外国へ行ったときなんか実射場で本物を撃たしてもらうんですよ。いや、だからって、拳銃で人を撃ちたいなんて思いませんよ 。 ほんの遊びっていうか、道楽みたいなもので…」
スコッチ「(自分の拳銃を立花の頭に向け)拳銃っていうものはね、 遊びや道楽ですむものじゃないんですよ。持てば、いつかは撃ちたくなる 。 人を殺したくなるんです!」
立花「ほ〜、じゃあ刑事さんもそうですか?人を殺したくなるんですか?」
スコッチ「そうです」
そんな中、拳銃を使った事件が発覚する。 恋人を取られた復讐のために手に入れた男を逮捕。そしてもう一人、今度は少年だ。スコッチはロッキーと共に横浜へ。
着いて早々、拳銃を使った立てこもり事件が発覚。スコッチ、ロッキー、ドックらは逮捕するが管轄外で手柄にはならなかった。探している少年ではなかったのだ。中華街でタレコミ屋から屋台の男が金を払えば海外に逃がしてくれるという情報を聞き、屋台に犯人の少年が現れるかもしれないと思い、スコッチは長い張り込みに入る
張り込み中、ドックから青りんごの差し入れに始まり、中華まんじゅう、シュウマイなどを差し入れられるがスコッチは張り込みに集中。ロケ先の横浜らしさを出してるつもりなんだろうね(笑)。何げに『大追跡』とロケ地が被ってるね。「オットー!」なんてもちろんスコッチは言いません(笑)。
粘りに粘ってスコッチの読み通り少年現る!幾つものタンカーや船を飛び越え、犯人を追跡。ブーツを脱いで犯人を挑発するのだが、そのあと靴下のままで高いところから飛び降りたんだけど痛くなかったのかな?(笑)
七曲署に戻ると立花が自首していた。ドックに音大生の女の子を紹介すると約束していたスコッチだったがしらばっくれる(笑)。「ボス、女子音大生知ってますよね?」というスコッチに「そんなの、知らねぇよ!」とボス(笑)。
しかし、ドックが煩いですな。あんな風にお喋りな刑事がいたら捜査がしづらい。
スコッチ主演の回は本当にドキドキするよね。スコッチが刑事として落ち着いたキャラクターに変化してから、優しい姿に本当に素敵。
度々、女子大生を紹介するしないのセリフが出てくるが、当時の若い男性は女子大生と付き合うのがステータスだったみたいだ。当時、東京でコック修業中の三番目の兄も女子大生とコンパするために、オシャレに目覚めたり、ディスコに通っていたのを思い出した(笑)。
スコッチも本当は女の子とデートしたりしたかったはず。前期スコッチ最終回第244話『さらば、スコッチ!』では元恋人が撃たれて死んでしまうという壮絶な経験もしている。だから、恋愛は避けているのかもしれない。『太陽にほえろ!』にはキスシーンやベッドシーンがないので、その点は大人には物足りないのよね。
第425話『愛の詩 島刑事に捧ぐ』は、三景啓司さんが犯人役。人の良さそうな三景さんが犯人なんてね(笑)。先日、知人から聞いたのだがここだけの話、沖様亡き後、三景さんは日景氏の養子縁組したのだが、今は解消してるらしい。三景さん、見てくださってますか?宜しければコメント欄に!!
さて、しばらくスコッチ主演の回はない。次回は第431話『誰が彼を殺したか』。私の六、七歳の誕生日前日の放送だったと記憶している。これも見どころいっぱいですよ!
たくさんの拍手ありがとうございました
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