母の怪我から一夜明けて、姉たちが会社を休んで朝から来て、身の回りのことを手伝ってくれたり母の怪我の消毒に病院へ連れてってくれた。母は痛みもないようで、普段と変わらない感じだし、私が夜中に何度も部屋を覗いたのも気づかなかったようである(笑)
午後、母のクローゼットの整理をハル姉とチィ姉と私でした後、父方の伯父が遊びに来た。その伯父は父のすぐ上の兄である。父の兄弟は彼ひとりだけになってしまった。
伯父はしぐさや顔立ち、手の形、爪の形などが父にそっくりなものだから父のことが急に思い出され、伯父を前に姉たちと涙が止まらなくなって大変だった
伯父から聞いた父の生い立ちは新発見が多く、ひどく感動した。特に祖父母のことを父はあまり語らなかったので、姉妹して「へぇー!」を連発してしまったのだった(笑)
そのあと、ハル姉と私は父が入る予定の墓地を見に行った。そこは我が家から歩いて行ける距離で、20年も父が管理していた墓地だけに、父の温もりみたいなものがたくさん詰まった場所なのである。その中でも一際私たち姉妹が感激出来るのが、お参りする人たちのために山の湧き水をひいて作った水汲み場でコンクリートで洗い場を作り、手洗いやちょっとした洗い物ができるようになっているのである。父は雨の日も風の日も、その水がちゃんと出ているか確認していたほど、いつも気にかけ大切にしていた。今日も勢いよく出ていたので、帰宅して父の祭壇に真っ先に「水、出てましたよ!」と報告したのは言うまでもない。他にもいろいろ手入れが施されてあり、ハル姉と私は墓石が立つ場所の草をむしってったあと、墓地を跡にした。
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