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ハル姉の通訳

 伯母の死から一夜明けた。父は風邪がひどくなり、お手伝いから帰ってきた。「さ、寒気がする…」と、ボソっと言うので救急車でも呼ばなきゃ駄目かと焦ったが、食欲があるみたいだったのでとりあえずコタツで横になることを勧めた。
 そうこうしているうちに、伯母宅へ顔出しに行くために兄姉たちが続々と集まりだした。お手伝いに行っている次兄(同居している兄・通称ボブ)以外全員揃い賑やかに。みんなが揃ったのも父が倒れた時以来である。そしてそのあと、私と両親を残してみんなは伯母宅へ出発。
 そのみんなが戻ってから、暗い雰囲気が一転!二番目のハル姉が霊感が強い話は以前書いたと思うけど、やはり予想した通り伯母の遺体を前にいろんなことが起きたそうなのだ。(こういう話が苦手な方はここで読むのをやめて、スルーしておくれ!)
 ハル姉は布団で横たわる伯母の顔に乗せてあったハンカチを取り、話しかけると伯母は「みんな来たのか!」と喜んでいたとか。お焼香を済ませ、みんなでお茶を飲もうとしているとハル姉の隣りに座り「(福島なまりのイントネーションで)ハルエ、サツマが食べたい。なあ、みんなに言ってくれないか?蒸かしたヤツな。昨日から何も食べてないから腹がすいたぁ」と言ったそうなのだ。サツマとはさつま芋のことらしい。その話ぶりを聞いた私たちはもう爆笑!なんて伯母らしい口ぶりなんだろうと納得した(笑)早速、ハル姉は従兄弟(伯母の息子)の奥さんに伝えたそうである。お茶を飲みながら時々ハル姉が一人で喋ったりうなずいたりしていて、ウチの兄弟以外は口がポカーンと開いたまま固まって見ていたらしい(笑) 死んでもまだお腹がすくのが最初は不思議に思えたが、よくよく考えてみると亡くなった日は朝から何も食べてなかったのだ。ちゃんと枕元にはご飯とお味噌汁もお供えしてあるのに、それには手をつけないでさつま芋が食べたいというのだから、意外とお供え物って死者は美味しく見えないのかもしれないですな。だったら好物をあげてやったら喜ぶのかな?って話を延々姉たちと話した。
 他にもハル姉は伯母宅の庭にたくさんの霊や神様が集まっていたとか、伯母の遺体の上にもシャボン玉みたいに霊が浮かんで見えたとか言っていた。私も見えるものなら見てみたいものだ。こういう時だけに見えたら最後のお別れだって悲しくないのに。ハル姉はここ数年、霊感が徐々に弱くなっているそうで、今日はたまたま体調が良いのでよく見えたと言っていたが、伯母と話せてズルイわ!(笑)私も伯母と話したかったなあ。みんなでうらやましいと、ため息をついた次第。何だか悲しいのがどこかへ飛んで行った気がする。伯母は私たちのすぐ側で、生きていた時みたいに普通にしているのがわかったから。しかし、どうしてご飯よりさつま芋なの?オバチャン(笑)もう面白いなぁ。笑いが止まらん!


昨夜観た作品は『情熱の代償』
 夫と別れ、娘と新しい生活に入ったモリー(ダイアン・キートン)は、彫刻家の男性(リーアム・ニーソン)と出会う。彼は自由奔放に生きていて、モリーはこれまでにない運命的な愛を感じる。二人は恋に落ちるがモリーには次々と問題が立ちはだかっていた。
 とにかく二人のラブシーンが素敵でしたね。かつて愛した人といがみあい、一方で本当に心から愛した人と過ごす幸せな日々。法廷シーンは辛かったですが、愛は法律で裁けない!(また言っちゃった)



拍手レス
皆さん、心配して下さりありがとうございます!
私は大丈夫です

>二本松
そうだね。季節の変わり目はどうしても亡くなる人が多くなるよね
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