HERE TODAY DIARY Season2

　久しぶりに午前中、雨が降っていた。わが家は11〜12日に白河市のイベントに出店。寒かったからか客足が少ないみたい。12日は賑やかだといいな。『風とロック芋煮会』の賑わいのあとだけに、芋ロスがみんなに漂っているみたい(笑)。

　二週連続で『ウタフクヤマ』という番組をやっていた。『ヨルタモリ』がおわり、単発スペシャルという感じ。福山雅治さんがラジオでやっていた『魂のリクエスト』のテレビ版って感じで��スナック泣かせて�≠�舞台に小室哲哉さん、リリー・フランキーさんらと飲みながらギターで弾き語りするというものだった。
　昔から演歌が好きだった福山さん。近年は『銭形平次』のカバーが有名だが、二週目は梅沢富美男さんの『夢芝居』を弾き語りし、そこに四代目市川猿之助さんの踊りを披露。なかなか凄かった。そのあと小室さんが即興で書いた歌詞に福山さんが曲をつけ、人間臭い演歌が完成。これも凄かった！
　猿之助さんが「そんなに時代劇や演歌が好きなら、時代劇出たら？民放の時代劇が消えて、時代劇(スタッフの技術)が伝える機会がなくなっている。やりなよ！」みたいに言っていて、私も同感である。
　NHKでは大河ドラマの他に木曜時代劇をやったりしているが、綺麗な人しか出てこなく浮世絵みたいなファンタジーしか描かれていない。下町の暮らしにはもっと生活感があったり、汚いこともたくさんあるはずなのに…。
　とかく私は沖雅也さんの時代劇を観ているせいか、今と昔の時代劇をつい比べてしまうんだよね。７０〜８０年代の時代劇には人情だけじゃなく、汚い姿や生々しさもたくさんあって見ごたえあって惹き付けられる。
　福山さんが坂本龍馬を演じた『龍馬伝』にもそういう臨場感があって、今でもこういうのが作れるんだから、そういうのを作ったら面白い時代劇がいくらでも作れると思う。
　民放の視聴率が低迷しているのは冒険しなくなったからというのも一理あると思う。出し尽くしたんじゃなく、試さなくなっただけ。そんな気がしている。
　福山さんの時代劇なら民放でも視聴率取れそうだし、面白いかも。音楽も福山さんが書き、テーマ曲は演歌でもよろし。密かに期待したい。