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実情を知ろう

 この頃、汚い話だが気づかぬうちに鼻水が出てしまう。風邪なのか、寒いせいなのだろうかわからないのである。玄関を一歩出ただけでカチコチに固まる私の体。それでも汗だくの夏よりずっと良いと思っている(笑)。

 震災で半壊した友人宅のリフォームが終わったというので見てきた。義援金が一割とあとは二重ローンで何とかしたという。他にも家電や食器や、細々とした物を買い直したため、二千万円以上の出費だったそうだ。そのご近所には未だに屋根瓦を直していないお宅もあり、崩れたままの塀もあって何だかそこだけ時が止まっているような錯覚になる。義援金も市町村によって配布しないところがある。私の住む自治体もすべてには配られていない。あれだけ被害があって、不便な生活を強いられているのだから、支援がなければとてもとてもやっていけないと思うのだが…。
 テレビでは被災地の映像は同じ場所しか映らないから、全国の方は今どんな風景でどんな風に暮らしてるか知らない方もいらっしゃるだろう。もっともっと実情を語っていかなきゃ駄目ですな。

 最近、田山花袋の本を読んでいるけれど、『東京震災記』は関東大震災のときのルポルタージュでとにかく生々しく描かれている。これは大正13年のベストセラー。時代は違えど、人々の苦しみや悲しみは同じだった。とにかく興味深い話がたくさんあるので、ぜひ読んでみてほしい。
 昔読んだ田山花袋の『百夜』は花袋の晩年の長編私小説で、震災から一年数ヵ月の彼自身と20年来の愛人・代子をモデルにしたお話。花袋の家族は無事だったが、火災のひどかった場所に住んでいた代子の安否が数日後になってわかる。震災の日、火に囲まれた代子は長い時間水に浸かって助かったが家は焼け野原。知人宅のお世話になっていた。花袋も自分の死を予感していたり、すべてがマイナスな状態ながらも二人に静寂で心休まる幸せな日々が訪れる。生き残った安堵と共に静かなときを大切に過ごしながら、二人の融合は濃厚であり、美しい。

 忙しいのに、チャンとまたまた会ってしまった!彼も忙しいから、すぐ解散してしまったが。彼に会うとほっとする。私を小さい子どもみたいに扱ってみたり、紳士淑女みたいにエスコートしてくれたり、彼も私のお守りを完璧にこなしている(笑)。体が不自由な私なのに面倒くさがらず、自然に接してくれるのが嬉しい。こんな人は滅多にいないから大切にしなきゃ!うふふ…




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元気がわいてくる
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メアリさんのプロフィール
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誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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