話題:究極の食事

前回の記事の続きです。

前回の記事では、ベジタリアンと呼ばれる人々は、それぞれのルールのもと細分化されているよーってお話でした。

で、それをもしPMSの対策として取り入れるなら、どうなるのかということを考察していきたいなと思っています。

ちなみにそれぞれのベジタリアンさんの考えを否定したり賞賛したりするものではありませんので、悪しからず。

あくまで、PMS対策、生理痛対策として取り入れやすいかどうか、効果はあるのかどうかで書いていきます。



まず、ヴィーガンを始めとする動物性のものは一切食べないという考え方

食べるものはかなり限られてきます。

体質として動物性のものに弱いからこそ……という場合もあるようですので、そういう方にはおそらくこのヴィーガンの考え方は合っていると思います。

が……デメリットもあります。


食に関する知識が豊富になければならない

ただ食べれば良いというものではなく、効率良く栄養素を得るために、どの野菜はどういった調理にするのが効果的かとか

野菜の栄養素のバランスとか

いろいろと気にする必要があるのです。

食べるものが限られてくるのだから献立を考えるが楽!とはいかなさそうです。

さらには添加物や農薬を気にする必要もあるのだそうです。



人付き合いが難しくなる場合もある

何せ食べられるものが極端に減るわけですから、おちおち外食ができません。

飲みに行こう!みたいなことは難しいわけですね。
 
家族であってもヴィーガンとそうでない人との生活は難しくなる場合もあると思います。

ストレスになる可能性もある

食べたい物を我慢することが苦手な場合も、ヴィーガンになることは難しそうです。

食べ物を制限してから、数ヶ月程度で苦痛を感じなくなるのであれば良いかもしれませんが……


しかしながら、劇的な変化を得られる可能性が高いのもこのヴィーガンだと思います。
やってみるなら、段階的に様子を見たり、信頼できる詳しい人に相談しつつの方が良いだろうとは思います。

わたしの周りにはわたし含めてヴィーガンの方はいないので、なかなか難しいです^^;

PMSが改善したらヴィーガン→フレキシタリアンになるというのもアリかと思います。



肉は食べないけれど、一部の動物性のものは食べることがあるオボ・ベジタリアンやラクト・ベジタリアンなど。

さて、こちらの方はヴィーガンに比べれば比較的実践は容易かと思います。

厳密にはベジタリアンではないとされるペスクタリアン(卵と乳製品と魚OK)なら、わたし自身は比較的ストレスなくできる自信がありますが……(実際に家族がいない時はそういう食事をしている時があります。加工物や添加物があるものは極力避けています……農薬は家で買っているものは不明瞭なところもあって少々難しいですが……)


ヴィーガンにも言えますが、添加物が入っていない、農薬も入っていないオーガニックな食事というものは、コストがかかる場合があります。

スーパーなどで探す時は、なかなか見つからない場合もあり、手間がかかります。

多少はヴィーガンに引き続き、人付き合いやストレスを感じるかどうかという注意点はありますが、これらをクリアできるのであれば、それほど苦痛は感じないと思います。

どちらにしろ健康を意識するので、PMS改善には効果的だと思います。

余談ですが何故ペスクタリアンが厳密にはベジタリアンと言えないのかというと、キーとなるのは魚です。

確かによくよく考えれば陸で生きていたか水の中で生きていたかの違いはあれど、肉は肉なんですよね……。

なのでオボ・ベジタリアンさんやラクト・ベジタリアンさんとカテゴリ一緒にすると、本当は怒られてしまいそうですが……

ただ、PMS対策や生理痛対策として言うのであれば、魚介類が生理痛を緩和することはあります。

マグロとかカツオはよく言われるようですね。



一部の肉はOKとか(ホワイト・ミート・イーターなど)、時々はベジタリアンの考え方を取り入れる(フレキシタリアンなど)は、もはや厳密なベジタリアンからは離れていますが、一番実践しやすいですね。

肉は、鉄分を多く含むから生理痛に効くという考え方もあるようですが、これは生理痛ではなく、どちらかというと貧血対策ですよね^^; 

お肉や卵にはアラキドン酸という物質が
含まれていまして、それが体内で合成を繰り返されることによって
プロスタグランジンE2という物質ができます。

これが過剰に増えると子宮を収縮させる力が強くなるので、生理痛が酷くなる可能性があり、鉄分が必要だからと安易に取るのはオススメできませんね。

鉄分豊富な植物性の食べ物はけっこうあります。
(豆腐とかほうれん草とかひじきとかオススメです)


あと肉類は消化にかなりエネルギーを使いますので、それらを少し減らすことによって、身体の負担を減らすことには繋がりますね。



そもそも食事をしない(リキッダリアンやブレッサリアンなど)は、ちょっとPMS対策、生理痛対策として考えるには難しいと思います^^;

というのも、こういう人々がなぜこうも健康を害さずいきていけるのかという明確な根拠がまだないからです^^;
(他の菜食主義にも多少は言えますが)

下手に手を出すのは得策ではないと思います。



どちらにしろ極端な食生活の変化というのは、様々な注意点が伴いますね。  

PMS対策、生理痛対策としては

フレキシタリアン(時々ベジタリアン)の考え方や、全ては制限しないオボ・ベジタリアンやラクト・ベジタリアンやペスクタリアンあたりが実践も容易で、健康的な生活も送りやすいのではないか、と思います。

少なくともわたしはゆるゆるーとした意識で野菜、果物を多めに取り入れていこうと思います(*^^*)