スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ずっと憎いままでいられたらいいのにね。


「俺が好きだったこと、思い出した?」


「思い出しちゃいけないから、だめなんだよ」


「おいでー、最近人に甘えた?
どうせ強がりなんやから
甘えてもいないんでしょ(笑)」



春は ポンポンと、ベッドを叩いた

ああ、合図だ。
私は、やはり君に洗脳済みだよ




「ん、可愛い」


「そんなことない」


「相変わらず素直じゃないねー
可愛いに越したこと世の中にはないんやで
だから認めて」


「可愛いは正義ってやつ?」


「そうそうそう
いやー、ね、俺の好きな顔
もっと嫌がって?」


「なんでだ(笑)」


「そういう趣味なんよな」


「変態野郎め」


「そうやって付き合ってくれるあたり
お前も大概、変態やん(笑)」


「そりゃあさー、好きな人だから
付き合ってんだよ」


「縛られるのも、なんでも全部?」


「無理なこともあるけど」


「俺縛るの好きやで
全部、お前は 俺のもの」


こうやって、昔から
無知な私に仕込んで
仕込んだのも、仕込まれたのも
世の中を知らないから
君だけが全てだったから




「好きだった」


「間違ってるよ
ずっと好きってこういう時は言うの」


「違う、大っ嫌い」


「それも違うって
ここは大好きって言って
抱きつくところ」
前の記事へ 次の記事へ