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幸せの条件とは。

幸せになるためには
嫌なことでも我慢しなければいけない

この心理学が私は、嫌いだ

だって、その裏に派生する
嫌なことを耐えていたら、幸せがある

嫌なことは、嫌だし
やりたくないし

嫌なことは、耐えなくても
幸せはあるんだもの

なんだか、最近は
些細な、ありがとうが身に染みます。

手を握り返せたのは、やっと素直になれたから。

島谷さん
「そんな島谷も、好きでしょう?」


「ないない」



風くんが居なくなってから
もう半年近くたったのだろうか

私の相手をしてくれるのは
いつしか、島谷さんになっていて
バイト先で、寂しい思いをしなくて済んだ

そんな島谷さんも
1月で卒業してしまった






「ちょ!おま!
1月で、卒業だなんて聞いてない」

島谷さん
「猫柳さんに そんなこと言うたら
寂しくて 死んでしまうじゃないですか〜」



彼は、いつもニコニコしていて
冗談しか言わない



「ありえへん
あと3日で 1月終わってまうねんで」

島谷さん
「出会いの数だけ、別れがあるんですよ」



それから、いちいち格言を残す

格言好きな私は、彼の虜だ

彼とお話するのが、本当に楽しかった





島谷さん
「そんな島谷も、好きでしょう?」


「うん、好きだよ」


彼からの影響を受けて
私は、洗脳されてしまったのだろうか


島谷さん
「素直なのが、よろしい」


「島谷さんは、私のこと好き?」

島谷さん
「僕は全てを受け入れる男です
もちろん 好きですよ
好きだから、一緒に居るんですよ
わかってくださいね」


「涙出そう…
もう1回言ってもらえるかな?
録音したいから」

島谷さん
「猫柳さんの島谷好きも
録音させていただくことが
交換条件になりますが、いいですか?」



人とのコミュニケーション能力に
長けていると思うことが、多々あり




「ねー、島谷さん ほんまに寂しい」

島谷さん
「じゃあ、手を繋ぎましょう
これで 一心同体ですよ」


私の掌は、寂しい気持ちで溢れていたのに
島谷さんと手を繋いだことによって
不思議と寂しさも消失するのであった



「泣きそうやったけど、ちょっと落ち着いた」

島谷さん
「でしょう?
けど、もう猫柳さんの手
握れなくなっちゃうんですね
僕も寂しいです」


いつもの柔らかい笑顔ではなかった

私の寂しいが、彼に伝染してしまった?

気のせいかな

私は、正直 島谷さんという人間が
全く理解できていない


島谷さん
「猫柳さんは、僕と手を繋いで
ドキドキしたりしますか?」


「それがねー、全くしないの」

島谷さん
「きっと、トキメキ不足ですよ
今度一緒に ときめきメモリアル
プレイしましょうね」




今日の天気は、雨時々晴れ

最後の別れには、うってつけだと思った




島谷さん
「また、雨降ってきましたね
さっきまで晴れていたかと思えば」


「次 晴れたら、帰るよ」

島谷さん
「もう少し、猫柳さんの顔
見ときましょうかね、暇つぶしにでも」
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