スコッチの記事がなかなか反映されず、今頃まで起きてしまった。エムブロさん、これは時間かかりすぎです!何時間待たされたと思う?(笑)
土曜日は雨が上がり、晴れたようだが、私は寝ていたので起きたのは暗くなってからだった。体が怠くて怠くて…。これで数ヶ月前は執筆してたんだから信じられないな。
なにか書きたかったはずなのに、スコッチの記事に全力投球しちゃって飛んでいってしまった!はい、寝ますよ(笑)
たくさんの拍手ありがとうございました!
(つづき)
本当に衝撃的な最期だった。山さんの「しっかりしろ!ボスももうすぐ来るからな」の言葉に少しハッとするスコッチだが、意識はだんだん薄れていく。
沖様のメイクも時間を追う毎に青白くなっていて凄かった。画像は血糊を口に入れるときの様子。前の週にワイドショーで撮影風景が流れてたのを、私は学校から帰宅した時にテレビをつけたらたまたま観ることができたのをはっきりと覚えている。リハーサルは水を口に含みながらやり、監督みたいな人が「あとはオキマサに任せる!」 って言って、ディレクターチェアに座りながら静かに考えたあと、カメラマンにこうこうこうするからこう撮ってくれるか?みたいに指示した沖様。無事、本番が終わり、ギャラリーのファンの女の子にピースしたり笑っておどけてた(笑)。多分、ハイになってしまったのだろう。ニコニコしながらスコッチのこれまでを振り返り話してらした。
『太陽にほえろ!』ではスコッチを演じるにあたり、アドリブでアクションやセリフを考えることが当たり前になって、彼なりのハードボイルドを展開してきた。今振り返ってみてもスコッチという刑事は『太陽』でも異質であり、誰よりも洗練されていた。前期スコッチでのどうにもならない絶望感と怒り、そして後期の刑事として人間としての成長と揺るぎない冷静な判断のコントラストが本当に見事だった。
このスコッチ殉職の放送は子どもだったので怖くて怖くてたまらなかった。瞼のアイシャドウ、目の下のクマがある沖様なんて見たことがなかった。しかも大量に血を吐くのだからね(笑)。大人になってから観ると本当に素晴らしいと思う。現実の沖雅也さんは病を押してここまで演じていること、そして血を吐いているのにもかかわらず何故か美しいのである。
私のスコッチ解説は最終回となるつもりだったが、近いうちにスコッチ前期が始まりそうであります(笑)。こちらはリアルタイムではなく再放送で子どもの頃に観てた。いろいろ語ることもあるなあ。まあ、そのうちに!
ファミリー劇場で絶賛放送中『太陽にほえろ!』第493話『スコッチよ静かに眠れ』。いよいよ、この日が訪れた。
かつて胸を撃たれた時の弾丸が悪化し、警察病院へ入院したスコッチは、自分の死期が迫っていることに気づいた。
その頃、銀行強盗事件が発生し、犯人は逮捕されたが所持していた銃が大量に出回っていることが分かった。拳銃密造組織の正体を調べているうちに以前、スコッチに弟を殺された井関(野瀬哲夫)が鍵を握っていた。井関はスコッチに復讐計画をしていて病室へ侵入するがスコッチに気付かれ逃走。
一係の刑事たちは銃の出処が掴めずにいた。それを知ったスコッチは病室を抜け出し、最後の力を振り絞り井関を探す。
ボスの元にスコッチから電話。
「勝手な真似を許してください。ボス!最後まで刑事でいたい!あなたの部下でいたいんです!」
井関を追い詰めた矢先にスコッチは吐血。
ラガーとともに駆けつけたゴリさんは倒れたスコッチを抱き寄せる。
壮絶という言葉以外に言葉は見つからない。スコッチは時折、腕を胸に当てながら執念の格闘をしたあと、倒れ込む。一係の後輩刑事たちはスコッチの助言が聞きたくて病室を訪れ、本当に兄貴的な存在だったのだと思う。
大きな体でベッドに横たわるスコッチ。ゴリさんから貰ったサボテンのつぼみを見ながら「死にたくない」というシーンには、何度観ても泣けてくる。「死にたくない」。
(つづく)
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