台風がいってから何だか秋が一段と深まった気がする。昼間も風が冷たい。風邪が治ったばかりなんだけど、またぶり返しそう。
また強めな地震が増えてきたのでガソリンを満タンにしてきた。一リットルあたり156円。また少し下がってる。その後は買い物したりした。
仕事がこの頃多くて、少々疲れ気味。ストレス発散には買い物と車の運転。ちょっとスッキリしたが疲れは貯まる一方という(笑)。
BSプレミアム『ザ・プロファイラー』の太宰治特集を観た。ピースの又吉くんが私と同じように『人間失格』に線を引いたり、付箋で印をつけていてびっくりした。彼とは本の好みが一緒で友だちになりたいくらいだ。
太宰治特集は真新しい見解は無かったが、定期的にあらゆるメディアで太宰の特集がなされていることをファンとしては嬉しかったりする。
太宰は中学時代からハマり、今でも時々読み返すのだが、当たり前の事だけど若い頃より今の方がずっと読み応えある。太宰の息づかいまでわかるのだ。
番組でもやっていたが、七五調のリズムが飽きさせない。私もたまにこのブログを七五調で書いていたりするのだが、いったいどれだけの方が気づいていらっしゃるだろうか(笑)。
太宰が情死という形で人生を終わりにしたことに、彼は彼なりの美学を貫きたかったのだと思う。駄目な自分に向き合って苦しんで、私小説的な『人間失格』がベストセラーになり、その後は何を書いたらいいのか分からなくなるほどだったのだから、あとは人生を捨てたって構わないという境地までに至ったのだろう。
渡辺淳一著『愛の流刑地』を読み返すと太宰が思い浮かぶ。愛する女性から殺してほしいと懇願された主人公は、その手で首を絞めて殺してしまう。そのあと主人公も死んだら見事な情死として成功するのだが、実刑を受けながら生き続ける。太宰もそんな結果になっていたら、その後はどんな生き方をしていたのだろう。やはり別の女性を見つけて死のうと誘ったのだろうか。
太宰みたいにどうしようもない男が妙な色気を醸し出すから女にはたまらない。惚れちゃう(笑)。昔、ananがあったら間違いなく太宰が好きな男ナンバーワン、抱かれたい男ナンバーワンで無敵だったろう。これから先も時を超えて、太宰文学は若者たちに愛されるはずだ。だって太宰はロックスターだから!
たくさんの拍手ありがとうございました!
沖様の記事を、たくさんの皆さんからお褒めに預かり嬉しゅう存じます(笑)
最近のコメント