空が低くなるにつれて、冬の静かな空気感が漂う。最近、余裕のない大人が増えてきたように思う。現代人はもっと季節をじっくり観察するべきではないだろうか。
そして、大きな木に体を預けて体全体で自然を感じ、自分という存在を許してあげる。たったそれだけで、焦りや不安は無意識のうちに消えていることに気づくはず。大人は余裕がなくちゃいけない。
1999年にノストラダムスの大預言で、地球が滅亡するというのがあって、その前からメディアは挙って取り上げていた。ちょっと前ではマヤ暦なんかもね。
終末論こそ、人類最大の危機であり、これほどドラマチックなものはないだろう。しかし、日本では東日本大震災と原発事故という、かつてない事態に見舞われ、毎日がサバイバルを経験すると、それまでのファンタジー的なノストラダムスのような漠然としたものはリアリティーがなくなってしまった。
今も現在進行系で起きている各地の災害は映画や小説を遥かに超えて、私たちの現実にある。明日、どこで何が起きるかわからない中を私たちは生きているのだ。その中で自分の人生をそれぞれ生き、悩み、もがき苦しみながら、時に笑って過ごしている。
終末論は、そう考えると身近なところにあるのかもしれない。しかしながら、さも起きるが如く人々を不安に陥れる連中は後を絶たない。どんなことが起きようと、人は簡単には消えやしないし、そこに人類がいれば文明は退化しないはずなのにね(笑)。
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