昨日、今日は左手の調子が悪く、メールを途中で送ってしまったり、電話をまちがえてかけたり、踏んだり蹴ったりだった(苦笑)。
右手がほとんど使えないので、なんでも左手。だから酷使してしまうのかもしれない。両手が使える人は便利だろうなあ。
映画『古都』DVDが手に入ったのでさっきまで観ていた。これは山口百恵が引退することになり、最後の主演作品である。
終戦後の京都。呉服屋の看板娘千恵子(山口百恵)は何不自由なく暮らしていた。中学生の頃、父親から捨て子だったことを話してくれたが、実の親子以上の絆で結ばれていた。
ある日、友だちと山あいの山林の中で汗を流す自分にそっくりな女性と出会う。祇園祭で神社へお参りに行くと自分にそっくりな苗子(山口百恵=二役)に出会い、苗子から「私の姉さんや」と言われ動揺する。
苗子は貧しく奉公に出ており、山林の中で汗を流す生活。千恵子は自分が双子であり、捨て子だったことを改めて戸惑っていた。千恵子の生い立ちを知っていて、いつも優しく見守る幼なじみの真一(北詰友樹)は、兄の竜助(沖雅也)を紹介する。千恵子と竜助はお互いに惹かれていく...。
双子に生まれ、別々の世界に育ちながら偶然であった姉妹の揺れる心を百恵ちゃんが見事に演じきった。デビュー作『伊豆の踊子』と同じ川端康成の『古都』で幕を閉じるというのがすごいですな。百恵ちゃんの映画は二番目のハル姉が詳しいけれど、この二役を演じた百恵ちゃんは最高傑作じゃないかな。
ご存知の通り、この映画を最後に三浦友和と結婚・引退。いつもだったら三浦友和が恋人役だけど、流石にベタだからか、ヒロイン千恵子の相手が沖雅也様で、妹の苗子の相手が三浦友和であった。
沖様は百恵ちゃんとのシーンでちょっと顔が赤く声が上ずっていた(笑)。そりゃ百恵ちゃんだものね。三浦友和から百恵ちゃんを奪っちゃえばよかったのにと思いつつ、私の記憶が確かならば当時の沖様は金髪の美女とお付き合いしていたはずなのよね。沖様は結局身を固めることなく他界してしまったが、結婚していたら生きていたのではないかと思えてならない。
市川崑監督はこの『古都』の前に『火の鳥』と『女王蜂』で沖様をキャスティングしていて、とても気に入っていたんだそうだ。だから、百恵ちゃんと最後に素敵なシーンがあるのかな。ちなみにこの作品は沖様にとっても最後の映画出演作でもある。
まもなくブルーレイが発売されるようだけど、来年二月に日本映画専門チャンネルで放送されます。
たくさんの拍手ありがとうございました!
浪江焼きそばの皆さんは毎日メディアに引っ張りだこで、忙しくて本業に戻れないと嘆いでましたよ(笑)
浪江焼きそばは麺が太くてコシがあるので、私は二口でお腹がいっぱいになる
最近のコメント