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乱気流

 朝起きたら、雪が三センチぐらい積もっていた。気温が上がらなくて、今日はこたつからなかなか離れられないでいた。

 テレビで、飛行中乱気流に巻き込まれたニュースを観てたら、妙に鳥肌が立った。というのも、十年ぐらい前に北海道か福岡かどっちだったか忘れたが、私が乗った帰りの飛行機で乱気流に巻き込まれ、福島空港上空で数十分着陸できなかった恐怖の思い出があったからである。
 福島空港の辺りは乱気流が発生することが珍しくないようで、「まもなく着陸体制に入るところでしたが、現在福島空港上空で乱気流が発生しております。乱気流が落ち着くまで安全ベルトをお締めになり、しばらくお待ちください」とのアナウンスで、私たち乗客は少々パニックになっていたのに、搭乗していたパイロットも客室乗務員もみんな手慣れた様子で落ち着いていた。そのあいだ飛行機は地上と乱気流の起こっている更に上空で、何度も行ったり来たり(笑)。それから40分後ぐらいに地上へ無事着陸したときは、乗客みんなで拍手したものである。
 その数週間後に乗った飛行機では、今度は胴体着陸の危機にあったが、何とか通常通り着陸している。あの時、墜落してたら今がなかったわけでそういえば、あの時に飛行機に乗って以来、飛行機にはご縁がないな。

昨夜観た作品は『めがね』(2007年)
 タエコ(小林聡美)は大きなトランクをコロコロ音をさせて、ある海辺の町に着いた。浜辺を通り抜けて予約していた民宿『ハマダ』に到着したものの、おかしな人々に戸惑う。町は観光する所もなく、ただ浜辺しかなく、そこにはサクラ(もたいまさこ)が「氷ありますよ」と微笑むだけ。朝、浜辺に行くと“メルシー体操”が行われていたり、それぞれがマイペースに過ごしていた。彼らのマイペースぶりに耐え切れなくなったタエコは、『ハマダ』を飛び出して、もうひとつの民宿『マリン・パレス』に移るのだが…。
 独特の世界観を描いた『バーバー吉野』、『かもめ食堂』の荻上直子監督が次に描いたのが、この作品でした。詳しい人物背景はほとんどないので、主人公がどこからきてどこに来たのかもわかりません。ただ、そこにはのんびりした時間が流れていて、次第にこの奇妙なストーリーに引き込まれていきます。出てくる人たちはみんなめがねをかけているから『めがね』。何もしないで“たそがれる”だけが豊かさだと気づかされました。『かもめ食堂』の面白さがわかったら、きっとこの作品もハマってしまうことでしょう。私もかき氷を食べながらたそがれてみたいです(笑)。
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メアリさんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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