少しだけ精神的に落ち着いてきた。ふと父が座る席を見て、その後ろに祭壇があり、ため息が出てしまう。父の死がまだ現実ではないような、この不思議な感覚。父の姿を探してはそこにいないことで淋しさが募るばかりである。
訃報を聞きつけてやってくる人は今日もあとを絶たず、その他にも親戚がいっぱい来た。お節介な人もいて、私に「頑張れよ!お前が頑張らなくちゃ困るんだ」とか何とか言ってくると、そこから逃げ出したくなる。言われなくても頑張ってるよ、頑張れなんて言われるとまた重い鬱になってしまうのに誰もわかってくれない。励ますつもりで言ってくれているのは十分承知しているが、さすがにもう勘弁してほしい。もし気を遣ってくれるなら、しばらく我が家に来ないでほしいね(笑)今日はそれでつらかった。
そうそう、チィ姉の話を思い出した。昨日の朝、チィ姉は玄関ドアが開く音がしたので行ってみると、そこには誰もいなかったそうだ。父は土曜日か日曜日の朝、チィ姉宅に必ずコーヒーを飲みに来るので父が来たと確信して、いつも使っているマグカップにコーヒーを入れてあげたらしい。休日の双子の孫に会いたくて、毎週のように来ていたんだそうである。本当に父らしいエピソードだった(笑)
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このところ毎日うまく書けないし、そのうち誰も読まなくなってしまうのではないかと、内心はドキドキしています
いつもの調子が出るまで、気長にお待ちください。
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