一次創作SS「恋バナ@」

「フランちゃんじゃないのさ」

夕暮れ時のアルナー。買い出しから帰る途中だったフランはロジーに呼び止められた。
フランはかったるさを隠そうともせず告げる。

「何か用? あたし、今からお夕飯のお手伝いなんだけど」

「フランちゃんって好きな人いるの?」

「ミャクラクなさすぎない?」

ロジーは悪びれずに笑った。

「いやぁ、友達と話している時にそういう話題になってさ、フランちゃんはどうなんだろうなって」

「あなたはどうなの」

「うーん、同い年くらいの男の子ってどうもお子様でときめかないのさ」

「あっそ」

「だから大人の男の人ならどうかなって。ヘリオスさん、とか」

「大人が子どもを相手にするわけないじゃない」

「そうさね。でもフランちゃんはいっしょに住んでるし、ひとつ同じ屋根の下で暮らすうちに恋が芽生えるってよくある話なのさ!」

「そんなのちっとも聞いたことない。……でも、そうね。あたしアイとかコイとかよくわかんないけど、ヘリオスさんとならケッコンしてもいいと思うよ」

途端、ロジーの目がキラキラと輝いた。きゃあ、と歓声。

「ステキなのさ!」

「そういうのじゃないから」

フランはにべもなく言った。

「だってね、……だって、ケッコンした方が『それから』が約束されるでしょ?これからがある、そう思えるでしょ?」

オリキャラ二人組バトン【マイトとフォルカー】

オリキャラ二人を決め、以下の質問に答えてもらうだけです!


★自己紹介をどうぞ!
マイト「僕はマイトだよ」
フォルカー「俺はフォルカー」

★二人の関係は?
フ「この泥偶が酒場の店員で、俺は客」
マ「フォルカーには用心棒もしてもらっているよ!」
フ「酔って暴れ出す迷惑な輩に穏便にご退場頂いてもらう、そんな交渉をする役割だな」
マ「ここって冒険者の酒場だからお客さんはただでさえ武装しているんだ。トラブルが起きたら更に危険だよね? そんな時にフォルカーみたいな立場の人がいると有り難いんだ」
フ「なぁ、そういや今日は仕事いいのか?」
マ「もう店じまいだからね」
フ「そうか。では(マイトのコップに酒を注ぎ)……かんぱーい」
マ「わぁありがとう!」

★仲はいい?
マ「いいと思うよ?」
フ「確かにお前には世話になったり世話したり、迷惑かけたりかけられたりの持ちつ持たれつやってきたが……いや割合的には面倒事に巻き込みに来やがった方が多いか?」
マ「フォルカー脱線してる! 脱線してるよ! ほ、ほらチーズ&蜂蜜キウイだよ。君これ好きだろ?」
フ「よしわかった誤魔化されてやる」

★お互いのことなんて呼んでる?
フ「マイト、お前、泥偶」
マ「な、なんか文章になってない!? 食べるのに夢中だからって雑になってない!?」
フ「これでシロップ漬けでもあれば最高なんだがなぁ」
マ「果実酒で勘弁してよう。……あ、僕はフォルカーとか君って呼んでるよ」

★相手の好きなところは?
マ「いやぁ、照れるなぁ」
フ「頭を掻くなっ。えーと、好きなところ……あったっけ。無いな。よし」
マ「結論を出すには早過ぎるんじゃないかな!?」
フ「じゃあ先にお前が言え。その間に考える」
マ「フォルカーは頼りになるよね」
フ「……普段間抜けな癖に、こういう時はさらっと言えるの何なんだ」
マ「褒められている……のか!?」
フ「お前と話していると悩むのも馬鹿馬鹿しくなるな」
マ「あ、ありがとう……???」

★相手の嫌いなところは?
フ「……他人に無関心なところだよ」
マ「ええー!? 最近は気をつけてるよ!?」
フ「その反応の時点でなぁ」
マ「そうかなー。君はピリピリしすぎじゃない?」

★職業は?
マ「給仕だよ」
フ「便利屋だ。用心棒以外にも頼まれれば色々手広く」

★普段は何をして過ごすの?
フ「仕事や読書」
マ「ほとんど仕事」

★友達は多い?
マ「いないよ」
フ「お前はその一言で全ての人間関係を切り捨てた。ふざけやがって」
マ「えええ、君は一体全体どうしていきなり怒っているんだい?」
フ「そういうところだ! そういう……」

★好きな人はいる?
フ「いいや……」
マ「君は恋人を作らずに後腐れなく別れるのばかり上手になっちゃって……」
フ「いやだから何で知って……!?」
マ「酒場っていろんな情報が集まるよね」
フ「ってことは常連のほとんどには知られているってことかよチクショウ! もういい、お前はどうなんだ!?」
マ「魚屋のお嬢さん綺麗だよね。このフライも釣った魚が余ったからってくれたんだ〜」
フ「おいデレデレすんな。うっかり手が滑りそうになる」

★これだけはやめられないってものは?
マ「この一杯ために仕事してる〜」
フ「甘い物食べていないと落ち着かないなぁ」

★それをお互いにどう思う?
フ「お前酔えないだろうが」
マ「いいじゃないか、味を楽しんでいるんだ。……君は砂糖とバターの暴力みたいなのばっか摂取して、中毒なの?」
フ「甘い物を食べてないとイライラするんだよ」
マ「誰か! 中毒者がここに!!」

★どうして知り合ったの?
マ「フォルカーがボスに会いに来た時に、ついでに? みたいな」
フ「誤解を招きかねないくらいマイルドな言い方したな……」

★自分の特徴を言ってみて!
フ「特徴? 眼鏡とかか?」
マ「よく背が高いって言われるよ」

★相手の言ったそれについてどう思う?
マ「普段はかけてないじゃないか!」
フ「それもそうか。マイトは見たままだな」

★じゃあ最後に回す人とコンビを伝えよう!
フ「フ」
マ「リー」
フ「被せんな」

★お疲れ様!!
マ「お疲れ様だね」
フ「いやしかしなっげぇ……」


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『境界線上のホライゾンU』見返し(十三話キャラコメ)

・第十三話キャラクターコメンタリー

解説されてようやくわかった双嬢第二形態。でもやはり資料集欲しいですねー。

ちょくちょく入る野球ネタは何なのか?

ともあれ、アニメもここで一段落。
二期に入ってから駆け足気味と感じる箇所が増えましたが、大ボリュームの原作を思えばしょうがないかなって。
安定した作画、キレのあるアクション、良質な音楽などをオススメしたいです。特にバトルはギミックが多くてワクワクしました。メカの動かし方は流石サンライズ。
個人的にはギャグもシリアスも楽しかったですしアガります。主人公の性格のおかげ悲壮になりすぎないのもグッド。
幕の内弁当みたいなアニメを観たい人にオススメしたい、そんなアニメです。

おじさん好きに見て欲しいアニメ

今期放送中のアニメ『Fate/Apocrypha』、何気におじさんキャラが豊富で観ていて楽しいです。

サングラスの似合う気のいいおじさん、元軍人で実年齢97歳な若作りおじさん、格調高くてクラシカルで貴族なおじさま、小物っぽいけどコミカルで見ていて飽きないおじさん、芝居がかった口調の面白おじさん、笑顔の素敵な筋肉おじさん…なんてバラエティ豊かなのでしょう。

ちなみに私はCV.檜山な時点で声優アドバンテージの高いダーニックさんが好きです。
あと漫画版を読んだ時にはなんとも思わなかったのに、声と動きが付いたら憎めなくなってしまったゴルドさん。
サーヴァントだとスパさんこと赤のバーサーカースパルタクスさんがじわじわ素敵に思えて来ました。魂が高潔なひとだと思います。


アヴィ先生は若い姿で召喚されているような気がするので、お兄さん枠だと思っているのですが、どうなんでしょうね。

『境界線上のホライゾンU』見返し(十二話〜十三話)

・第十二話

それにしてもこの浅間ノリノリである。
ある意味バイオハザードよりひどいような…。

朱雀のシーン、直政の台詞のタイミングとBGMが合っていて、凄く良いです。広がる空が神秘的ですらありました。
武神のパーツ流用もいいですよねー。

ぎんさんと二代の相対は何度観ても引き込まれてしまいます。動きが格好良いですし、十字砲火はロマンです。空間から巨大な武装を取り出すのってどうしてこんなにゾクゾクするのでしょうか。

そして特殊ED。
ぎんさんの悲痛を思うと胸が痛いです。

・第十三話

最終回。

アバンで双嬢変身、新装備で無双。
ナルゼはこれまでの鬱憤を晴らすような活躍ぶりです。

航空都市艦が宙返り、それを面白いと言える鈴さんもなんだかんだ武蔵の住人ですよね。

一人で何もかも抱えようとしていたセグンドさんが
「勝とう」
「みんなで勝とう」
って言うのが最高に熱いのです。

一話と同じように撃ち合おうとして、しかしあの時よりも味方が増えているのが良いですね。

原作既読者しかわからないキャラクター達がちらほら。

戦争が終われば祭りです。勝った方も、負けた方も。

ここのガル茂様の格好良さと言ったら!なんなんですか!最初から好きなキャラだったのですが、最後の最後で株を爆笑的に上げていきましたよ…。
(自分の好きキャラが好きな人のために奔走したり頑張る姿を見るのが好きです)
ただ、ぎんさんがまた気を失ってしまうような発言をするあたりには鬼畜を見ました。

余韻のある終わりかたですね。
そういえばホライゾンは二期になってから寝ていることが多かったので、すっきりとした締めくくり方だと思いました。

まだコメンタリーが残っているので、アニメの総括はその際にします。
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