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『もらい泣き』読了

『もらい泣き』
冲方丁


冲方さんの著作は以前からこのブログでも感想を書いたり紹介したり再開の喜びを綴ってきました。
しかしこの作品はそれらと大きく異なり、実話を元にしたフィクションです。実話にした最大の理由は、プライバシー保護だそうで。また、本質を絞り、より分かりやすく伝えるためという理由もあるそうです。

テーマは感情との和解。「怒り」ではなく「泣き」。あるいは普遍的なものを書こうとしたのかもしれません。
著者が募集したエピソードを分解し、時には結合し、再構築した短編集です。
雑誌連載の時期が時期のため、震災がらみの話が多いのは仕方がないです。

「泣き」がテーマだからって、泣こうと思って読むよりも、または泣くまいと思って読むよりも、もたらされたものをもたらされたままに受け止めればいいんじゃないでしょうか。波長が合えば、それまで。合わなくてもそれはそれで。

私の中に特に響いたのは
「地球生まれのあなたへ」
震災と夫婦のお話。
満たされた、溢れた、という感情を、私はまだ言語化することが出来ません。

創作の思いつきネタ

今日は昭和の日ですが、マイトあたりは
「昭和が終わったのって十年くらい前だっけ? 月日が経つのは早いね〜」
とかのほほんと言い出しそうで困ります。
あいつは絶対今が平成何年か把握してない。
みどりの日って言い出さなかっただけマシです。

しかしこれは現代パラレルになるのでしょうか。思いつきネタなので深く考えてはいません。

売ってた

書店に『テスタメントシュピーゲル』の二巻の上がありました。5/1発売って聞いていたのに!嬉しいです。
平積みされてました。そういえばこの書店、一巻も平積みしてくれたのでした。

口絵は描き下ろしでしょうか。

創作メモ 作中世界の簡易な歴史

拙宅のファンタジー創作の話です。



@神話の時代
神話や伝説で語られる。実際はどうだったのかを知る者はいない。

・世界の誕生と神々の伝説
創造神がいるパターンと、世界が勝手に発生したパターンがあったりと、何故か地域によって異なる神話が伝えられており、どれが「正しい歴史」なのかは不明。

・神々の戦い
どこの神話においても、神は悪神や異界からの侵略者や魔物等と戦っていたことを示す記述がある。


A古代種の時代
エルフ、ドワーフ、巨人等の古代種と呼ばれる種族が繁栄した時代。

・エルフ族、ドワーフ族
長い寿命を持つ種族。高水準の文明を築いた。
彼ら自身が伝承の語り手となり、今に伝えている。その多くは口伝である。

・巨人族
巨体が環境に適応出来なかったのか、この時代で滅んでいる。
彼らの存在は伝承だけでなく、発掘される化石が伝えてくれる。

・古代種と魔物との戦い
この時代は神々が姿を消し、代わりに魔物が勢力をつけていたという。古代種達はしばしば魔物と戦いを繰り広げた。


B人間族の時代
繁殖力の高い人間種族が古代種に代わって台頭した時代。作中における近現代にあたる。

・人間と魔物の戦い
最初は魔物との戦いだったがやがて魔王が降臨、泥沼化。勇者が現れて魔王を倒した。戦いの影響は世界に爪痕を残し、多くの技術や知識が失われた。
この戦いを題材にして英雄譚が次々と作られたが、勇者と魔王に対する解釈は様々である。脚色も多く、正史というよりは「物語として面白いか」を重視する記述が多い。なお、公式には勇者と魔王のその後は不明となっている。

・魔法使いの地位向上
それまでは才能が無いと使えなかった「魔法」を改良し、誰にでも使える「魔術」にした。
また、国境や民族を越え、各地に教育機関を設置。
こうしたことから「魔法使い」が知識階級の代名詞となった。

・人間と人間の戦い
魔王との戦い以降、魔物の数は減って行った。しかし戦後の被害は甚大で、残された資源を巡って人間同士で争うようになった。
魔法使い連盟の介入により大規模な戦争には至ったことはないが、小規模な紛争は生じている。
大陸西方の大国が滅亡し、無数の小国が乱立したことも火種となっている。


これ以降の歴史は黄昏の時代と呼ばれる。歴史は最盛期を過ぎ、人間種族はゆるやかに衰退していく。

暁を覚えず

何もしていないのに眠くて仕方がないです。クマも一日消えません。もしかして眼精疲労なのでしょうか。

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