アーロンは結婚&出世という男であれば憧れる道であろうにガードの道を選んだ訳ですが。彼が幾らブラスカ様を尊敬してるからと言えどもそれだけが理由じゃない気がしてしまうんです。
僧兵の副隊長になるのを蹴ったのはガードになる為でもあったけれど、アーロンとしては僧兵を辞めて後腐れが出来るのを避けたかったんでしょうね。キノックに譲るあたり、最初から副隊長になりたかった訳でもないのかも知れません。上官からの縁談を断ったのも上司を立てるのが嫌だったからではなくて帰って来られる保証すらない旅に出てしまうのだから、という相手方への配慮があったのかなぁ、と。ですが一番の理由は、守るべき人が増えてしまわないように、とかじゃないかなぁと。
年若い青年にとってはブラスカ様を守るだけでも手一杯なんですよね。だから守りたいものがユウナやスピラの平和というブラスカと、守りたいものが息子のティーダやブラスカというジェクトには、内心敵わないと感じてそうですよね。その劣情から「ブラスカ様を守るのは俺の役目だ、あんたには任せられない」とかジェクトに息巻いちゃうんですよねアーロンは。ブラスカ様は君も大袈裟だなと苦笑しているけどジェクトにはアーロンがブラスカに陶酔しているようにしか見えないから滑稽で、ブラスカはそんなに弱っちいヤツじゃねぇだろと余計な事言って、案の定口喧嘩に発展しそうです(笑)
アーロンはキノックほどの出世欲はなくて、何より僧官の間でも変わり者と評判だったであろうブラスカ様と親密になったことで、様々な事柄に対する価値観も変わったんじゃないかなぁと。この辺りは私も色々想像・妄想してはいるのですが上手く纏まらず…(^^;)
キノックも、あの生真面目カタブツ男(笑)に親友と認められていたくらいだから、当時はまだ話の分かる人間だったかと。ただ、やっぱりブラスカ様にはあまり好意を抱いておらず、そのことでたびたび衝突していたんじゃないかとか…って、これは某所でも語りましたが(笑
御一行は3人が3人ともスピラでは異端児であり、深い事情を抱えているので妄想のし甲斐がありますv楽しくて毎日止まりません…(*´д`)
>紅葉さん
コメントありがとうございます。アーロンも多分ブラスカ様に会うまでは教えを信じて生きてきたように感じます。だからこそある意味我が道を行くブラスカ様が眩しかったのでしょうね。自分もブラスカみたく自分だけの道を進みたいとガードになる事を選んだのだと思います。ブラスカ一行の物語って、世間から外れたバガボンド達が偉業をやり遂げてしまうカタルシスがいいですよね