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セブンスドラゴン2020-U

ムラサメのレポート

私達13班はナビの指示通り東京スカイタワーの上階を目指した。
順調に経路の安全を確保しマモノを討伐していく。危険度も下がり自衛隊に案内され技術者が通信機の前に集まる。私達の役目はここまでで後は彼等が通信網を復旧させていくだけだ。キリノによればネットワークさえ繋がれば、日本中の復興コミュニティとも連絡が取れる。そこにはまだまだ助けが必要な人々が大勢いるだろう、と。東京以外の場所でも任務が始まればまた忙しくなりそうだな。
スカイタワーの完成式典は明日という事で私達は国会へ帰還した。
正式にムラクモ13班に復帰した為議事堂に割り当てられた居住区を使うそうだ。議事堂にいる面々と挨拶を済ませ私達は部屋に行った。……随分広い部屋だ。私はかえって落ち着かない気分だった。
ミイナはまた私達のナビが出来て嬉しかったようであの子の素直ないじらしさが少しだけ私は羨ましい。一晩休むとテーブルにミイナからの手紙と弁当の差し入れが置かれていた。私ももっと料理上手くならないとな。私達は本部への召集を受けエントランスへ向かう途中シズカという女性から声を掛けられた。シズカは13班専属秘書らしいが、あの感じからして新人なんだろう。今後の予定を本部で話し合う、たどたどしい態度と口調のシズカにキリノもムラクモに入ったばかりの頃はこんな風だったのかなと私は内心呟いた。

セブンスドラゴン2020-U

ツヴァイのレポート

2020年。かつて東京にドラコンが襲来し俺は政府特殊機関ムラクモの機動13班として、都庁を拠点に竜への反旗を翻す為に仲間と共に戦った。数多の犠牲もあったが、ドラコンの脅威を退け、世界には平和が取り戻された。
ムラクモは拠点を都庁から霞ヶ関にある国会議事堂へ移行。
東京は竜による被害からの復興の道を歩み始めていた。とは言っても国会での議題はもっぱら予算の使い道らしい。優先すべき事項にイヌヅカ総理も頭を悩ませているようだ。現総長であるキリノにも意見を仰いでるらしいがキリノも苦労の絶えない青年だ。
そのキリノから俺は召集で呼ばれた。復興の象徴である東京スカイタワーでマモノが出没。自衛隊のリンが手に負えないと判断した為俺達は呼ばれた訳だ。ムラサメ、ユーリ、そしてナビのミイナとの再会の喜びも束の間、現場へ急ぐ必要があった。自衛隊員がマモノに襲撃を受けている可能性があるからな。俺はハンドガンと銃弾を手にして東京スカイタワーへ向かった。荒れ果てた東京の中で立派に佇むあの塔の完成を皆心待ちにしている。1年前に世話になった自衛隊らとこんな形で再び会う事となるとは皮肉なものだ。
スカイタワー内へ到着し中へ突入した俺達は早速マモノと遭遇。
戦闘に突入してから感じたが……やはりブランクを覚える。ミイナは此処にいるのが幸い弱いマモノばかりだから少しずつ勘を戻しておけばいいと言うが――・・・、雑魚敵を倒すにも苦労していては自衛隊員に示しがつかない。
ともかく今は上階を目指し先へと進まねばな。それまでに上階の奴らが無事でいるといいが。

セブンスドラゴン2020-U

セブンスドラゴン2020-Uのストーリー(ネタバレ有り)をレポート形式で綴っていきます。なお攻略のヒントは書きません。ムラクモ13班の3人が各それぞれの語り口で順番にローテーションをしつつ東京で起きた出来事を残しているという設定です。

政府特殊機関ムラクモ機動13班

ツヴァイ

ムラクモ13班のチームリーダー。二丁の拳銃を携え戦う。クールでニヒル、何があっても飄々としており、常に余裕のある態度で振る舞い、どんな事もそつなくこなす男。意外にも面倒見が良く世話好きな性格で他の二人を纏めている。経歴が一切謎で諜報員だったとの噂もあるが本人は過去を語りたがらない。

ムラサメ

武器は刀。実家が古武術の道場で修行に明け暮れていたが文武両道の兄と比べられ常に劣等感を抱き続けていた。女だからという理由で跡継ぎになれないと言い渡され半ば家出同然で13班に入った。
箱入り娘の為色恋沙汰には不慣れ。男勝りな口調で話すが、料理が得意という女らしい一面もある。

ユーリ

超感覚に優れたサイキック。今時の若者という外観とは裏腹に柔和かつ温和、穏やかな性格で仲間が相手でも敬語な心優しい青年。
その物腰がかえって皆から怒ると怖いのではないかと恐れられていたりする。ムラサメがツヴァイを慕っている事に気付いているが、お節介をするつもりはないらしく高見の見物をしている。
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