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150年の遺恨

 今、数日ぶりの雨が降っている。さっきはものすごい雷だった。春だなあ。今夜は暖かいし。

 今日はぐっすり眠っていた。眠らなかった昨日の外出が響いて疲れが抜けない。また数時間後、ぐっすり眠れそうだ。春眠は気持ちいい。

 戊辰戦争から150年目の今年は新聞もテレビもよく取り上げられ、今BSTBSでやっている『諸説あり!』では新撰組と会津軍のことをやっている。新撰組の土方歳三が鳥羽・伏見の戦いで「刀と槍では太刀打ちならぬ」と装備の古さを嘆いた話は有名だが、実はその四年前から銃と砲撃はあったという新事実が発見されたという。会津の山本八重さんの山本家は歴史よりも早く鉄砲を手に入れてた可能性も高い。
 福島では当たり前のように戊辰戦争から150年と言うが、全国的には「明治維新から150年」といわれてるらしいね。薩長軍が勝ったからそうなるわけだ。
 私の地元では毎年、敵味方関係なく大々的に戊辰戦争で亡くなった兵士の供養が行われ、とにかくあちこちに慰霊碑がある。そのことは薩長の人たちにはあまり知られていないらしい。供養だけで白河市の予算もかなり出ており、いかに地元がこの歴史的戦が深く記憶に残されているかがわかる。白河市の小峰城周辺や松平定信公が作った国指定史跡南湖公園が近々再開発が始まり、江戸時代から幕末の街並みを再現するというので私は楽しみだ。
 戊辰戦争では会津から急遽派遣された家老西郷頼母の指揮で、わずか半日で落城した小峰城は去年辺りから観光客が増えてきた。大震災で崩れた石垣の修復を見学したり、新たな新撰組ファンが足跡を辿ったりする人も多いらしい。
 私は六月ぐらいまではなるべく夕方以降はお城に近づかない。何故なら成仏しなかったと思われる武士がそこら中にいるからである(苦笑)。いやしかし、供養があれだけ長年されても成仏しなかったって相当の恨み辛みではなかろうか。
 春はいつも新聞の片隅に薩長の子孫たちとの交流した記事が載るが、わだかまりが心から解ける日は来るのだろうか。戦というのはそういうものなのかなって毎年のように思う。
 大河ドラマ『西郷どん』ではみんな良い人に見え、同じ日本人なのに、このあとの展開では私たちの先祖の敵になってしまうのが残念だ。どう考えてもどちらもこの国を良くするために戦ったのに、遺恨を残すような形で終結したことは当時の武士たちも後味が悪かったのではないかな。だから戦争は嫌いだ。







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