HERE TODAY DIARY Season2

　昨日はずっと起きていたから、今日はさすがに怠く熱っぽく、それでいて感情が研ぎ澄まされていて何かが溢れてきそうな変なテンション。こういう時、絵や小説を書いたら普段よりも良いのが書ける気がするが、体が疲れているから集中力が散漫してしまいそうでもある。今、様々なことが私の中で蠢(うごめ)いてる(笑)。若い頃はずっとそうだったなと懐かしく思う。年を重ねても感性だけは鈍らないように努力は怠らないようにしなくちゃ。

　「今朝は雪が降ったよ」と会津地方の友だちからLINEが来ていた。寒の戻りで明日から雪だるまマークが並ぶ。肌がひんやりしているのはなごり雪の寒さだったか。背中が痛くてしばらく熟睡できずにいたが、寒さのおかげで痛みを忘れるほど深く眠れそうだ。

　昨日、NHKBSプレミアムで荒木経惟さんのドキュメンタリーで私が１８、９歳の時に撮っていただいたグラビアがチラッと映って恥ずかしかった。今も展覧会で全国の人に見られてると思うと全裸で街を歩いてるような気分である。今よりも貧弱な体つきだったが、体は私自身のそのときの状態なんだよね。
　今日、美輪明宏さんが池上彰さんとテレビで対談していて「着るものはインチキ」であると言っていて納得した。服装は装っているだけで仮の姿であって、その人を本当に知るのには体なのだと。例えば、汚い作業着を着ている人が裸になれば立派な筋肉があり締りがある。シワにもその人のこれまでの人生が刻まれていて嘘がないんだな。だから荒木さんは人の体を撮り続けてるのだろうし、それが人の本質であり人々を惹きつけるのだろう。








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