日付変わっていよいよ、父の一周忌。あの日から一年経ったなんて信じられない。亡くなる当日の朝、畑仕事をして朝食を食べている間に、父の心臓は鼓動を止めてしまった。
母はパニック状態で「(父が)動かないんだ!」と、私を起こして父のもとへ行くと椅子に座ったまま、眠っているように見えた。背中はまだ温かく「お父さん!お父さん!」と何度も揺すってもびくともしなかった。身近な人の死は、あのときが初めてだった。
頑固で家の中で一番偉かった父と普通に話せるようになって、まだほんの数年だったし、まだまだ教えてもらいたいことや話したいこともいっぱいあったのに…。あの日から、心にぽっかり穴が開いたようだった。その時、ここには書けないような辛い出来事も抱えていて、心をどうやって平然とさせるかで頭を悩ませてたし、何より母をどうやって介護しようとか、本当に悩んでいた。
葬儀が終わって少しして母が入院。結果的に年末には母も亡くなるのだが、今も実は心が晴れた日はない。誰だってこんな風に両親の死を立て続けに経験したらつらいだろう。どうしてこんなことになったのか…。いつかは必ず来ることだけど、こんなことって…ね。
父の死をやっと受け入れられてきたけど、いつも何をしていても心のどこかでは悲しくてしょうがない。だけど、兄弟で少しずつ悲しみを懸命に乗り越えようとしている。
もう少し時間がほしい。もう少ししたら、いつもの私が戻ってくるはず。
明日は父と過ごしたたくさんの思い出を語り合いつつ、賑やかなのが好きだった父のために盛り上げなくちゃ!
最近のコメント