昨日からずっと雨。珍しく誰も来ないので、ひとりでコンビニへ行ったり短いドライブに出かけた。小雨の降る景色はなんかロマンチックだった。


昨夜観た作品は『街のあかり』(2006年)
 ヘルシンキの警備会社で働くコンスティネン(ヤンネ・フーティアイネン)は無愛想で、上司や同僚から嫌われていた。ソーセージ屋のアイラ(マリア・ヤルヴェンヘルミ)だけは温かく見守っているが、彼は気づかない。そんなコンスティネンの前にひとりの女性(マリア・ヘイスカネン)が現れ、デートに誘うのだが、彼女はギャングのボスの情婦だった。そして気がつけば事件に巻き込まれ…。
 アキ・カウリスマキ監督の作品、実はすごく好きなんです。シュールで無駄な演出がない分リアリティーがあるし、静かでじっくり観られるのがいいですよね。さて、この『街のあかり』は一人の孤独な男のお話。やっと女を引っかけてデートにこぎ着けたものの、ある罠にかけられるわけです。男は絶望的ながら、実は近くで優しく見守っている人がいて救われるというね。ヘルシンキの景色の色合いも素敵でした。