入院したばかりの母が急に逝ってしまいました。昼間に長姉がお見舞いに行ったとき、母の言動がおかしいと言うので、急いで病院へ駆けつけたときはまだ意識があったのに、私のこともみんなのことも誰だかわからなくなっていました。そればかりか、時計の針が何時を指しているのかも、文字すらも読めなくなっていたんです。お母さん、大丈夫?と尋ねると「はい、大丈夫です」と他人みたいに敬語を口走りました。
 母は時間を追う毎に、きちんと言葉を返せなくなり、検査をしたところ、脳に大きな出血があることがわかりました。そして間もなく意識を失ない、21時過ぎに息を引き取りました。77歳でした。思い起こせば大好きだった父の待つところに、早く行きたかったのかもしれません。誰よりも大好きな夫のもとへ…。

 私は父が亡くなって以来、病気に負けて弱くなっていました。母の世話もきちんとやれていなかった。もう少し強い心があったならば、母をこんなに早くに亡くすことはなかったと思います。悔やむことは数えきれないほどあります。気がついた時には大切な両親を二人も亡くしていました。こんなに悲しいことが一年に二度も起きるとは、予想できませんでした。

 どうかこれを読んでくださっている皆さまには、私のような後悔をせず、ご両親を大切にしてください。もっと一緒にいる時間を作ってくださいね。私からのお願いです。

 しばらくの間、土曜日の葬儀へ向けての準備に入りますので、このブログをお休み致します。ご了承くださいませ。