風邪もかなり良くなり、昼過ぎに起きてテレビをつけたらTOKIOの山口達也さんの記者会見が始まったところだった。昨日、日本中に衝撃が走ったらしいね。私も今日知って驚いている。

 「TOKIOには足を向けて寝られない」。大震災後の福島県民はみんなそう思ってきた。大震災前まで『鉄腕DASH』でほとんどのロケを福島県でしていた彼らはノーギャラで風評被害払拭のPRに務め、福島の農産物を全国に紹介し、安全であることを私たちに代わり伝えてくれていた。どれだけ感謝しているか計り知れない。
 山口達也さんはこれまで浪江町のDASH村で学んだ技術を『鉄腕DASH』で発揮し、本当に器用に何でもこなしていて私の亡き父も大ファンだった。あの浪江町の人たちもとても信頼していたと思うし、観ている福島県民はとても誇りに思っていたはずだ。
 今回の事件は本当に残念としか言えない。彼がこれから無期限の謹慎に入るとのこと。多分、多くの福島県民が思ってることだろうが、謹慎中は福島で自然に囲まれて静かに過ごしたらどうだろうか。したことは悪いことだが、福島県民は彼を憎んでいる人はいないはず。彼の得意な農作業をしながら償い、アルコール中毒の治療をしてはどうだろうか。きっと喜んで迎え入れる家庭も多い。何ならうちの庭を手伝ってくれてもいいし(笑)。本気でそう思っている。

 うちの兄も実はアルコール中毒で、両親が亡くなってから誰も注意しない状況になり、私は毎日ノイローゼになりそうになりながら過ごしてきた。会社から帰ると何時間も飲み続け、別人のようになる兄が嫌で嫌で仕方がなかった。
 わが家の家系はお酒が弱く、好んで飲むのはその兄だけ。兄がたらふくお酒を飲むと足首から下が変なアザが浮き出ていて痒くなるらしくいつも爛れていた。両親が注意しなくなってますますお酒を飲む量が増えていく。私はある日から飲酒をやめさせるためにありとあらゆる作戦に出た。亡くなった両親にも何度も手伝ってもらい、飲酒することで周囲の人々が迷惑していることを繰り返し言ったり、お酒を目の前で捨てたり、出来ることは何でもした。完全にやめさせるまで五年ぐらいかかったかな。たまに今でも隠れて飲むことがあるので、今でも油断できない。アルコールは麻薬のように兄を誘惑する。一緒にいるときはアルコールのCMは見せないでNHK(笑)。バラエティ番組も飲酒のシーンがあるからなるべく見せない。本当にね、大変なんですよ!だから私は酒飲みの人が大嫌いになったし、私も飲む気も起きなくなった。

 山口達也さんに飲酒をやめさせるのであれば、本気で根気よく見守る誰かがいないと難しいと思う。他人様に迷惑をかけるのは相当重い。けれど、諦めなければやめることは出来る。山口さんには出来ることなんじゃないかなと信じている。まずは償って自分自身と向き合ってからだね。長い道のりだろうし本人はつらいかもしれないが、福島県民は応援してるよ!自分に負けないでまたTOKIOとして活動してほしいと願っている。






拍手ありがとうございました!
ようやく熱が下がりましたよ!