五月も終わるのに寒くてセーターを羽織った一日。何となく昼型の生活に慣れてきた。中学時代から始まった私の夜型もほんの少し恋しいものの、人として昼型がふさわしいという一般的な常識に足を踏み入れた気がして、こそばゆかったりする。
 これが我が家の非常事態だからこそ我慢しているが、夜の静かな時間は正直言うと欲しい。でもみんなが寝てしまうと父のことを考えてしまうから、辛くてどうしようもない。私が忙しいと思って気遣ってくれてるのか、誰からもメールが来なくなった。これまた淋しいのであります。みんな、気にせずメールしておくれ!(笑)


昨夜観た作品は『麦の穂をゆらす風』(2006年)
 1920年、アイルランド南部コーク。医者を志すデミアン(キリアン・マーフィ)はロンドンでの勤務がきまって、アイルランドから離れることになった。そんな折り、仲間がイギリスから来た武装警察ブラック・アンド・タンズによって、暴行され殺されてしまった。この事がきっかけで医師になることを諦めたデミアンは、アイルランド独立を目指し、仲間とともにレジスタンスとして身を投じることに…。
 カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した作品です。私の大好きなケン・ローチ監督の作品だったので、ずっと観たいと思っていました。アイルランド独立戦争から内戦を迎えるまでの波瀾万丈なアイルランドの若者たちを描いています。イギリスとアイルランド、そしてプロテスタントとカソリックの苦悩。同胞同士で戦うことの悲しみ。『マクダレンの祈り』とはまた別のアイルランドが見えてくる作品でした。





拍手レス
>ほしさん
ありがとうございます。
>まきたんさん
マルコ可愛いでしょ