月一回の『今夜も生で朝までさだまさし』で二ヶ月連続で話題になったおみおつけ=B先月の放送でさださんが駅でお弁当を買ったとき、店員の女性に「おみおつけありますか?」と尋ねたところ、おみおつけが何かわからなかったのか変な対応をされたのだという。
 おみおつけが何か知らない人も多くなったのだろうか。おみおつけとはお味噌汁である。
 わが家では両親が高齢だったからか、お味噌汁のことはおみおつけ≠ニ言ったりおつけ≠ニ言っていた。昭和の小説やホームドラマではおみおつけがよく出てきたものだが、なるほど最近は耳にしない。が、おみおつけは今でも使われているご家庭がたくさんあるはず。お≠ェ三つある丁寧な言い方で私は大好きである。
 さださんはいつも日本語の使い方が上手くて、上手に使いこなしている。今、福島民友新聞で連載されている『ちゃんぽん、食べたか!』でも私に大いに刺激をくれる。古臭い言葉でも上品に使えば文章は活きる。
 それを例えるならば、向田邦子先生のエッセイが今でもベストセラーなのは、上品に日本語を使いこなしているから古さが感じられない。流行りの言葉を使わないからなのかもしれない。私もそういうのをよく気をつける。スタンダードはいつの時代でも有効なのだ。







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