昨日と今日は久しぶりに爆睡した。寒いからよく眠れたな。眠れるって有難い。つくづく思う。あの風とロック芋煮会から一週間経った。一週間前は楽しかったなあ。
さっき起きたばかりだが、窓を開けたら生温い風。台風はどうなったかな。
この頃、YouTubeで勇気を出して大震災直後の映像を観ている。あの地震で数時間停電になり、何が起きているのかさっぱりわからなくて、事態を知ったのは夜になってからだった。まさか浜通りで大津波が来て10m近い波に飲み込まれて太平洋側が壊滅的だとは思いもしなかった。
YouTubeで、当時津波が押し寄せているヘリからの生中継映像で、NHKの武タンこと武田アナが声を震わせながら「海から避難が難しい場合は、周辺のコンクリートで出来ている三階か四階以上の頑丈な建物へ避難してください!」としきりに言うものの、映像には田畑に囲まれた普通の民家しか映っていないのが虚しい。皆さんご存知だろうが、被災した東北にはそんな建物はほとんどと言うかまったく無かった。宮城県仙台市や名取市をはじめ、福島の浜通りにはどこまでも平地が広がり避難できる高い山すらない。あっても、あれは釜石だったと思うが流されて鉄骨だけ残った建物でたくさんの方々がお亡くなりになっている。以後、NHKは災害報道の検証や改善が進められ、いろいろ変わってきている。報道する側も本当につらい仕事だったはずである。わずか一時間足らずで二万人近くの人が亡くなっている。そう思うと貴重なドキュメンタリーだ。
今まで怖くて観られなかった映像はYouTubeにたくさん上がっているので、なるべく観るようにしたい。私は大津波で何人か友人や旧友を亡くしているので般若心経を唱えながら拝見していく。あの大震災から六年半。我々はよくここまで頑張ってきたよね。
大震災や大津波も怖いが、ミサイルも怖い。一昨日のJアラートが鳴ったとき、うちの兄は介護施設の夜勤中だった。お年寄りたちは冷静に「一同伏せて頭を守れ!」とか、「窓から離れよ!」と誰かが声を上げたとか。そうか、お年寄りは経験者だった。爆弾が落ちるとどんなことになるか、いちばんよく知っているのだ。こういうとき、お年寄りにどうしたらいいか聞けばいいのかもしれない。これはテレビや政府の注意喚起よりも役に立ちそうだ。そうだ、うちの両親が生きてたらどれほど心強かったことだろう。うちには身近なお年寄りがいなくなっちゃったンだった。
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