ひやー!今、窓の外を見たら雪が本気になって降っているではないか。また雪か…絶句。
しばらくぶりで映画のレビューしちゃうよ!今回は『熟れた本能』(2011年・フランス)。
スザンヌ(クリスティン・スコット=トーマス)は医師の夫と二人の子どもたちと南フランスで裕福に暮らしていた。平凡な生活に退屈した彼女は、育児のために辞めていた理学療法士の仕事を再開しようときめた。夫は賛成してくれ、屋敷の離れにスザンヌの仕事場を設けることに。工事にきたイバン(セルジ・ロペス)がスザンヌのふとした不注意で事故で重症を負い、彼女は申し訳ない思いになる。イバンがどうしてもスペインにいる娘に会いに行かねばならないと言って訊かない。スザンヌは自分が運転して連れていくと夫に頼み込み往復運転することに。道中、心を許した二人は惹かれ合い激しく求める。やがて駆け落ちし、二人は身を粉にして働く。同時に恐ろしく行く手を阻む夫。二人の運命は衝撃的な結末に…。
久しぶりに引き込まれた映画に出会いました!運命とは数奇だと改めて思いました。フランス版『チャタレイ夫人の恋人』って感じ。恐ろしく威圧的な夫の束縛から逃れて、ある過去を持つ雇われ作業員の男と恋に落ちるヒロイン。実は冒頭でこの物語は衝撃的なシーンから始まるのです。そういうことかと、だんだんわかってきます。そしてスザンヌを温かく守るイバンの愛。
原題は『Partir(新たなる旅立ち)』。まさにその通りの前向きな作品。邦題がいかにも官能映画ですが、そういう作品ではなかったな。主演のクリスティン・スコット=トーマスはこの作品でセザール賞主演女優賞を授賞。『イングリッシュ・ペイジェント』の彼女ですよ!さすがでした。
セルジ・ロペスがまたいい!イーサンを太らせたらそっくりや(笑)。なんちって。彼はフランス映画ではお馴染みの名優ですね。フランソワ・オゾン監督の作品でもいい味出してて、好きな俳優の一人。スペイン人なので、やはりラテン系なワイルドだぜぇ!(笑)ああいうチャーミングで、包容力のある男性はモテる。
スカパーのシネフィル・イマジカで本作に出会い、今日DVDを購入してしまった!パッケージがエロくて笑ってしまった(笑)。とにかくいい作品でした。
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