大根のような真昼の月と、うろこ雲が穏やかな秋の風景のひとつ。
向田邦子の『大根の月』という作品は母親が台所で包丁で野菜を切っているとき、小さな子どもが手を出して、誤って指を切断してしまうという悲劇の家族のお話だった。母親は罪の意識に苛まれ悲しくて空を見上げると、大根のような月が出ている。しかしながら、一度は崩壊した家族の再生の結末になっている。これは向田邦子の、素晴らしい人間洞察が光る物語のひとつである。
仮設住宅に津波の時、ご家族の手を離してしまって、いつもそのことが頭から離れないでいる方がいらっしゃる。故意にしてしまったことではない、どうしようもなかった状況だったことは明らかであり、私は現場に居たわけでもないから複雑な心中を察することしかできない。
戦争中、夫が戦死したと思い、別の人と再婚したあと、夫が生きて帰ってきた仮設のおばあちゃんも、当時のことを思い出すと苦しくなるそうだ。
それから、車椅子で踏み切りで立ち往生して跳ねられて亡くなられた人のニュース。私も何度かレールにつまづいてしまったことがあり、身障者には他人事ではない事故だった。どうして踏みきりはバリアフリーではないのだろう。出掛ける身障者が悪いとヤフーニュースのコメント欄にあったけれど、身障者が自由に外出しちゃ駄目なの?それを言っちゃおしまいよ(苦笑)。
こうした悲劇はどう解決したらいいのだろうか?わざとではなく、そうせざるを得なかった現実を一人で背負い続けている人たちは、様々な形で存在するものである。
桑名正博さんが三か月意識不明だったが、亡くなられたそうだ。いっぱい頑張っただろうから安らかに眠ってほしいですな。あのワイルドな歌声は聴けなくなるのは残念だ。美勇士くん、お母さん(アン・ルイス)との時間を大切にね。ご冥福をお祈りいたします。
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夕方、急激に寒くなるから、夕方になるとこたつで暖まると、夕食の支度をする。
兄がまた風邪で寝込んでしまったので、一人オムライス。オニオンスープも!先週も同じメニューの日があった。日本映画専門チャンネルで『タンポポ』をやっていいたから。あのオムライスみたいには上手く作れないけど、お皿一枚でお腹いっぱいになるのがいい。
そうそう夕食の支度をしているときに、地鳴りのあと久々に長い地震があった。私のところは震度二だったけれどあまりにも長いから、次第に強く揺れるのではと怖くなり、玄関から外へ。特に被害がなかったみたいで良かった。
石原都知事が突然辞職してびっくりでしたな!「若者をね、鍛え直すというと悪い表現になるけども、もっとシャンとしないと…」。相変わらずの毒舌の会見を観てて、嫌な気分というよりスッキリした。「この国はこのままだと駄目になる」危惧を八十歳の石原慎太郎さんが熱く語っていた。
石原さんが辞任する直後には必ず大きな地震が来る。阪神大震災の時に国会議員辞任したのが始まり。この方はいろいろな意味で強い力があるので、発言は常に波紋を呼ぶ。しかしながら頭がきれるし、実行力があるから、今の日本を何とかしたいと思ったんだろうね。でも悪い気を持っている橋下さんと組んだら支持する人が激減するから注意!
夢の中で私はスマホを持っていて、電話が鳴ったので画面を見たら“○○右糸斗”という名前。名字はチャンと同じで、下の名前が右と糸へんに斗。こんな字あったかな?“ゆうと”さん?これから出会う人なのかな?
チャンにそんな名前の人いる?って電話で訊ねたら「いないなあ。もしかすると俺らの未来の子どもだったりしてな!(笑)」。そうかなあ…あたしゃ子どもは産まないかもしれないよ。お前さんという人はちょっとロマンチストだね。
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雨があがって秋晴れ。庭の木々がカーテンを開けるたび、鮮やかな色に変わっている。紅葉のピークはもうすぐ!
免許更新のため、警察署に行ってきた。驚くことに来年で、免許を取って二十年になる(年がバレバレ)。それでも運転が上手くならないっていうのは、やはり運動神経が悪いからなのかな。
そんな私なのだが、今まで免許の更新は止めようとは思ったことがない。車は私の足であり、目だから。私が歩いては行けないであろう範囲を、行けるようにどんどん広げて自由にしてくれた。気晴らしはやはり運転だろう。
警察署に着いたら建物の横に、リムジンの霊柩車が入るところだった。お巡りさんと葬儀屋さんとお坊さんがいた。ちょっと後ろに驚いてパニックになっている人がいた。たぶん亡くなった人なのだろう。話しかけたら怪しく思われるから、その方には見えないふりをした。たぶん、事故や殺人ではなく、自殺?かな。
自殺した人というのは、魂が成仏できなくて亡くなった現場に漂っていることが多い。自殺して自由になるかと思いきや、生きているときよりずっとつらいそうだ。自殺するくらいなら、苦労しても生き抜いた方が死んでから楽なんだとか、父が言っていた。私は自殺したいなと三十ぐらいまで思ってたけど、死ななくて本当に良かったわ。
免許の講習が約一ヶ月後にあるのだが、億劫である。たった三十分のために早起きするのも嫌だし、何より警察署に行くというのがドキドキして駄目だ(笑)。『踊る大捜査線』みたいにスリーアミーゴスが和ましてくれたり、モッズコートを着た青島くんやすみれさんたちもいないんだもの(笑)。しかし免許の更新をしないと困るから、気合いで行くか。オー
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ウレシイ
久々に雨が降った。からからの空気に潤いが出てきた。風は依然強いけど。
雨の中出掛けたくなくて、家でカレーをいつもより念入りに煮込んでいた。ほうれん草を刻んで入れたらグリーンカレーになった。牛ひき肉も入れていい感じ。
他にもおかずを何品か作ってたら、「これ、あの人が好きだったなあ…」と思い出し、少しだけ感傷的になってしまった。
好きだった人の好物は、何年経っても忘れない。あの時もこんな風に味つけしたなとか、思い出していた。あの時、美味しそうに食べてくれた誰かさんは元気にしているかしら。あの人は、たまには私のことを思い出してくれているだろうか。
土曜日の夜九時からBS−Dlifeで放送するドラマ『ミッシング』最終回“愛する者のために”にショーン・ビーンが出演する。吹き替えなんだけど、久々にショーンの演技が観られるからワクワク!
その日は九時から興奮して大変なことが予想されるため、私に電話とメールは十時になってからよ(笑)。
たくさんの拍手ありがとうございました
福島はみんなで頑張っていますよ!
>>常盤さん
あの猫ちゃん、駅のだったんだ!
猫はいろいろな喜びや楽しさをくれるのでいいよ。
寒い日は湯タンポになり、悲しんで泣いていると涙を舐めてくれたりね
今、窓の外は大荒れ模様。雨と強風が吹いている。南からの風だからか、今夜はちょっとだけ暖かい。
久しぶりに仮設住宅のおばあちゃんたちを連れてドライブした。仮設での暮らしにだいぶ慣れてきたが、その分荷物が増えてきて物でいっぱいの悩みから、政府の対応の愚痴を言っていた。あの日から何にも進んでいないことの苛立ちは、怒りを通り越し、呆れと疲れが漂うだけ。
本当につらい思いをしている人たちが大勢いらっしゃるのに、政治はやれ政権奪取だの、近いうち解散だの、怪しく胡散臭いエセ政治家が国政を睨んでいる。
被災地はいつまで置いてきぼりにされるのか。復興はいつになるのか。おばあちゃんたちが安心して地元へ帰還できるまで、あとどのくらい待てばいいのか。憤りだけが心の中にいつまでも残っているのだった。
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