スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

新藤兼人監督

 この頃は空が高いなあと感じていたのに、低気圧が近づいているせいか今日は低く感じた。明日は雨だという。もう六月である。忙しく過ごしていると、あっという間に一年が過ぎてしまう。折り返しの半年をもっと大切に過ごそうぞ。


 昨日は新藤兼人監督の訃報に思うところがあり、なかなか整理できないでいた。映画に携わって八十年という、まさに映画が人生だった方。社会的な問題を時にシニカルに、生々しい人間の苦悩や性(さが)を描いていた。原爆のあとの悲劇、戦争が残したもの、戦後の暮らし…とにかくどの作品も、観るものにたくさんのことを考えさせる。
 新藤監督の『墨東倚譚』は以前、このブログでレビューを書いたけれど、謎が多かった永井荷風をリアルに描いていた。ちょっと遠くのアングルで全体を見せ、大正時代のその雰囲気を生かすのが何ともよかった。
 百歳まで現役だったのは本当に素晴らしい。今ごろは乙羽信子さんと再会しているのでしょうな。テレビで新藤監督の作品をたくさん放送してほしい。今の日本にとって、ヒントになることが絶対あるはずだから。






たくさんの拍手ありがとうございましたウレシイ
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2012年06月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
メアリさんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
血液型 A型
アーカイブ
最近のコメント