山形石雄

ずっと放心状態だったゴルドフの耳に助けを求める声が聞こえ、彼は単身で声の主を助けるために動き出す。
本来ならば仲間であるはずの六花の勇者たちから、大切なひとを守るために。

ゴルドフにスポットの当たる巻ですが、そろそろネタバレにならない程度に感想を書くのが難しくなってきました。いやだって人間関係…。
一巻の「七人目」は正体が判明しましたが、二巻以降の「七人目」はまだ判明していませんからね。

凶魔側の内情も少し語られますが、あっちでもこっちでも内ゲバですね。

ところで作中でゴルドフの鎧の描写があるたびに、挿絵がそこまで重装備に見えなくて困惑するのですが私だけでしょうか。

敵のチャモ潰しが露骨になってきました。最大戦力を警戒するのは当然ですが、敵にそれをやられたくないものです。
敵といえば、武力的脅威はそこまで感じないのにいちいち策略の嫌らしさが強敵たらしめていて、読んでいて本当に手に汗握ります。

個人的にナッシェタニアはブラックバニー服の方が好みです。