徒然

最近読んだ本を紹介するバトン

何冊でもok。マンガ、小説、雑誌問いません。


●あなたが紹介する本のタイトルを教えてください。
→『オイレンシュピーゲル 弐　FRAGILE!!/壊れもの注意!!』
　冲方丁（角川スニーカー文庫）

●本の詳細とレビューをお書き下さい。
→まず文体でビビると評判のシュピーゲルシリーズ。でも自分のファーストインプレッションは「うわなにこれ超読みやすい」だった。文章の視覚化が容易なんだ。

テロリストと闘う少女達の物語。こちらは、地を駆けるような疾走感がある。地上にいるろくでもない連中にフォーカスが当たり、ひとつひとつの視点が見たものがじっくり書かれる。全体的な流れを把握したい人はスプライトもどうぞ。読み方は自由。
しかし、今回の事件は「ちょっとこの内容大丈夫？」と心配になる。下手したら洒落になんないよこれ。
突き抜けるようながむしゃらさやふざけたノリが好みで、個人的にはオイレンの方が好きかなー。


●あなたが紹介する本のタイトルを教えてください。
→『スプライトシュピーゲル �U　Seven Angels Coming』
　冲方丁（富士見ファンタジア文庫）

●本の詳細とレビューをお書き下さい。
→1日の大半を読書に費やしても読み終わるまで2日かかった。シリーズ通して文章＋内容の密度が凄まじい。

テロリストと闘う少女達の物語。こちらは、悲愴感を抱いて遥か高みを飛翔する。空の上から俯瞰する視点であり、物語全体の流れが書かれる。細かい流れを追いかけたい方はオイレンをどうぞ。読み方は自由。
ラノベ的で取っつきやすさで言うなら断然スプライトかな。しかし内容はこっちのが重苦しい。そんなに重いものを背負って飛べるの？ってくらい。それが余計に悲愴さを増す。


どちらも通しで読むのは2回目である。今後の展開を知った上で読むと、伏線の多さに気付いた。クーデター事件とか。

で、３ヶ月連続刊行とか言ってたクセに一巻目出てから２年経過したテスタメントシュピーゲルはまだですか？


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