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031十五段目


結局、夕飯は無難にファミレスで食べた。あまりのんびりせずにそのままサーティワンへ。予定通りバラエティーパック六個入りを買って電車乗って、順調にロイさん家の駅に到着。うちの駅からあんまり遠くなくて、何かあれば来られるななんてほくそ笑む。

駅前のコンビニに寄って、夜に食べるおつまみとか菓子を買って、これから一緒の場所に帰るなんてまるで同棲中の恋人同士みたいでにやにやする。

「何?ビール買うの?」

ロイさんが冷蔵の棚の前で悩んでいる。

「いや、こっち」

となりのアイスの棚を指差して、いいかな、ってオレに了承を得るみたいに聞く。あああ可愛いいいい!。ロイさんかわいいいい!。沢山アイス買っても今日は誰も怒らないよ?大丈夫だよ?。オレは扉を開けて、ハーゲンダッツのバニラを一つ取る。

「家に買って帰るときは、弟が好きだから大抵ガリガリ君なんだ。ハーゲンダッツもいいよな。ロイさんは何が好き?」
「バニラが好きだな」
「オレも。ハーゲンダッツのバニラも好き。なんか大人ってイメージがある」

昔見たコマーシャルで、恋人同士の雰囲気の男女が指でアイスを掬って食べさせる。というのがあったんだ。その時は何も考え無かったけど、後から思い返したら相当エロい。なので、オレの中では『ハーゲンダッツのバニラは大人味』という認識がある。そんな下心を込めてバニラを選んだとは、ロイさんには言えるはずがない。

でかいサーティワンの袋の中にアイス。コンビニ袋にもアイス(とかお菓子)。幸せが詰まってるよなってロイさんに言ったら、そうだねって返ってきた。このやり取りもオレには幸せだ。





「お邪魔しまーす」
「どうぞ」

到着したのは立派できれいなマンション。中に入れば部屋もきちんと片付いていてなんだかおしゃれだ。白と家具の茶で統一された部屋は物が少なくて清潔で、あまり生活感が無い。一人暮らしなのに大きなソファーとか観葉植物って必要か?、やっぱり何か欠点を隠してなきゃ不自然だと思う。ロイさんは出来過ぎで嘘臭い。

「好きな所に座っててくれ。飲み物は紅茶でいいか?」
「あ、うん。あんま気ぃ遣わなくていいからなー」

荷物を端に置いてソファーに座ってみたが落ち着かない。せめてと思い目の前のテーブルにアイスクリームを並べる。これ全部好き勝手食べていいと思うとテンションが上がる。

「これだけ並ぶとすごいな」
「今夜は自堕落にアイス三昧だからな」
「いいね、自堕落」

自堕落がツボに入ったらしい、ロイさんが繰り返して笑う。背広を脱いでネクタイを緩める姿に目が釘付けになる。こないだからオレの中でブームになっている「意地悪ロイさん」が重なって変に興奮しそうだ。
すぐ真隣に腰掛けて、嬉しいんだけど近すぎてオレが汗臭くないか心配だ。待ち合わせ前に走らなきゃ良かった。落ち着け落ち着け。まだ宴は始まってもいないぞ。
アイスを気遣って、冷房はちょっと強めに入れたらしい。涼しくて快適になってきた。
さあ、そんな本日のお持ち帰りフレーバーだけど、二人でいちゃいちゃしながら六つ選んでみた。店のお姉さんがちょっと呆れてたけど、幸せいっぱいのオレ達は誰にも止められない。
オレの強い希望で、ラブポーションサーティワンとベルジャンチョコレートチャンク。ロイさんはダイキュリーアイスにラムレーズン。後は迷ってキャラメルリボンとトロピカルアイスを頼んだ。
クリーム系とシャーベット系がバランス良く並んで、これだけ食べたら暫くは満足しそうだ。

「何から食べようか」
「そりゃあ好きなものを好きなだけ!。端から一口づつ取ってくのはアリだと思う」
「それは贅沢だ」

それぞれにピンクのプラスプーンを握りしめ、思い思いのアイスを掬って食べる。ロイさんの顔がまた幸せそうに緩んで、つられてオレもにやける。

「ラムレーズンが美味い」
「もっとラムが濃くても私は嬉しいな」
「子供が食えなくなるだろ」
「じゃあ大人が頑張って食べる」

意味なんてないけど、バカみたいな会話が楽しい。暫く食べ続けてから、ロイさんが立ち上がって何か持って来た。

「飲んでてもいいかな」
「もちろん。ロイさん家なんだから」

ウイスキーらしい瓶と氷の入ったグラスが新たにテーブルに置かれた。色とりどりのかわいらしいアイスと対照的で、ミスマッチがおかしい。ロイさんは琥珀色の液体を注いで水みたいに飲む。アイスと酒って合うんだろうか。

「ロイさんは酒強いのか?」
「そこそこに。君は?…って、未成年か」
「飲めるけど、ビールはあんまり好きじゃない。それ、くれって言ったら味見させてくれんの?」
「味見程度ならね」

紅茶と似通った色の液体は、匂いはとても良い。飲めるのは嘘じゃない。だって弱いかどうかは聞かれてないじゃないか。
うちは母さんがいわゆる「ザル」ってやつだ。酒自体をあまり飲まないが、どんなに飲んでもニコニコしてて顔色一つ変わらない。対してオヤジが弱い。「下戸」だ。弱いくせにビールを開けて、真っ赤になってはへろへろになっている。オレはどちらの血を強く引いたのだろうか。
ちなみにアルは母さん似だ。どんなに飲んでも顔色が変わらない。しかし酒に興味が無いので、オヤジの付き合い以外は飲まない。遺伝的に良いところは全部あいつが持っていったのかもしれない。文武両道で外面もいい、オレの自慢の弟だ。


やっと!!!


やっと鋼の単行本買った!!!。
アニメイトで買おうと思ってて、普通の本屋で見かけてもああああ!って我慢してました。
忙しくて営業時間内に帰れずやきもきしてたんだけど、漸く寄れたよ!(´Д⊂)
読んじゃうと何度も読み直して原稿進まねえー!。やっぱり素晴らしいね鋼!!!。何度も泣きそうになる。あーもうみんな好き。荒川先生ありがとうございました!。
しかし、現在絶賛原稿中でロイエド脳の為、何度か読み返しているうちに、兄さんと大佐がくっついていない事に小さく違和感を覚える(笑)。それすごく違うから!!!(笑)
兄さんと大佐をくっつけて幸せにするのは、わたしの勝手な仕事です。さ、原稿やる!。

時間詰め詰めで過ごしているので、日記にこれといった話題が無いナリよ。地味ナリよ。
知り合いの方が「近所のパン屋で売ってるシュトーレンがすごく美味しいから」と、お土産を下さいました。
シュトーレンのイメージ→お酒多めでみっちりしてて硬い。を、見事に裏切る食感。おいしいいいい!!!!!。人生の中で一番美味いシュトーレン!、大げさかもしれんが本当にそう思った。最近気に入ってるフォートナム&メイソンの茶を濃いめミルクティーにして、合わせて食べました。美味いが太るぞこれ…。

あと、インフルエンザの予防注射を打ちました。打ったとこが痛い。ちょっと腫れ気味。体調崩さないよう注意しなければ。
冬コミまであと約1ヶ月ですよ。時間無さ過ぎる!。でも楽しみ過ぎる!。

げんこ!げんこ!



日曜日って時間あるはずなのに、どうして原稿が捗らないのorz。明日明後日でとにかく進めなければ…!。
本文が行き詰まったので表紙のロゴを作ってみたら、なんかこれ見覚えがある。

あ、ダイソーに似てる…

(T皿T)

煮詰まりながら、兄さんのちんこについて真面目に考えた。わたしがかんがえるさいきょうのにいさんのもえちんこはこれ!みたいな。でもここに書いていいかわからないので割愛。ここ一応アダルト禁止の日記なんですが、加減がわからん…。シモネタはOKなのか?。線引きというか空気読めない自覚があるので、何やるにしてもドキドキです。

サーティワンのネタ書いてるとアイス食べに行きたくなるなる。ちゃんとハロウィンサンデーも食べましたよ!でも次はもうクリスマスサンデーですよ!。かわいいよなあもう(*´`*)。

スパムメールについて色々とご助言ありがとうございます。最善策がまだちょっとわからなく、制限したり解除したりの繰り返しです。相変わらずバカスカ届きます。(´皿`)うう…

とりあえず、出会いジャニ系のネタはやり尽くしたのか一旦離れ、出会いEXILEに一度だけ寄り道し、「涼平です!見たことありませんか?」ってのがさっき来たんだが、これがメガマソなのかオルガ先生なのかでターゲットが大きく別れる気がします。EXILEで引っ張るかと思ってたのにな。意気地無しめ!。いや、EXILEに涼平って人がいるのか?あれだけ沢山いたら当たるかもしれない。

楽しんでないです。スパムメールちょう鬱陶しいです!!(T皿T)。

031十四段目



授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。鳴り始めと同時にテキストを鞄に突っ込んで、オレは誰よりも先に教室を飛び出した。階段を駆け降り、他の生徒にぶつかりそうになりながら予備校を後にする。
七月の夕暮れは、攻撃的な日差しは緩くなりつつも気温はまだ高い。走ればすぐに汗をかいて、今更しまったなあと速度を落とす。

今日はロイさんとアイスクリーム三昧の日。待ちに待った決戦の日。ガチに戦を仕掛けようとは思ってないけど、チャンスがあるならアタックしておきたいし距離を縮めたい。

待ち合わせはいつものように駅の改札口。夕飯食べて、アイス買って、それから電車に乗ってロイさんの家に行く。ロイさんは土曜日なのに仕事なんだって。ご苦労様だ。後で勝手にオレがたくさん甘やかしてあげようと思う。
オレは予備校(って呼んでるけど、実際は予備校内の受験講習)の帰りだから実はそんなに疲れていない。そういや、いつも学校帰りだったから私服で会うのって初めてだよな。でも珍しい格好してる訳じゃないからそんなに変わらない。Tシャツじゃ可も不可もないもんな。

駅前に着いたのは待ち合わせの十分前。夕方は相変わらず人が多い。
流れを邪魔しないように移動する。改札がよく見えて、冷房が少しでも流れて来そうな場所を選んで汗を引かせながら、人波を眺める。
こんなにも沢山の人が居て、同じ年くらいのサラリーマンのおっさんも山ほど歩いてるのに、誰一人にもときめかない。ロイさんという存在はオレには本当に特別すぎるんだ。
恋をしてオレは変わった。何度でもそう思い知る。今まで考え無かった事を思い付くようになった。些細なこと一つ一つが気になるようになった。自分がこんなに女々しいと思わなかったし、こんなに積極的だとも思わなかった。
初めての恋でこんなガンガンにアタック出来るのは、勝ち目がないと最初から頭ん中にあるからなのかもしれない。
まあ普通に考えたら、ホモでもないのに男に惚れて、相手は普通の人で、年齢差もあって立場も違うんだから叶う筈がない。悲しいけどもう分かりきっている。それでも、気持ちを止めることが出来ないんだから仕方がない。熱が冷めるまでオレは走り続けるしかないんだ。


電車が着いて人がぶわっと溢れて、改札を抜ける波の間からもうロイさんを発見した。今のオレにはレーダーが付いている。ロイさん探知機だ。
改札ギリギリまで迎えに行ったら向こうも気が付いて軽く手を上げて合図してくれて、そんな些細な事でさえ幸せを感じる。

「待たせたかな、すまないね」
「や、オレも今さっき来たとこだから」

スーツ姿のロイさんはいつもと変わらず優しくて格好いい。

「…私服、初めてかもな」

しみじみしてるオレの横で、ロイさんがこっちを見ながらぽつりと呟いた。

「ああ、そうかも。何かヘンか?」

今気付いたみたいに返すけど、オレは事前に気付いてたよ。今更気にされたら落ち着かないんだけど。

「あー、いや。行こうか。何か食べたい物はあるか?エドワード」

ロイさんは何か言いかけて止めた。何だよ止めるなよ気になるだろ!。でもきっと『年より幼く見える』とかそんな程度だろうな。よく言われすぎててもう怒る気も失せてる。

「オレは何でも大丈夫だよ」
「そうか、何にしようかな」

何も決めてない事を、二人でだらだら一緒に考えるのは楽しい。無駄な時間が全部楽しくなるなんて、そういう相手もいるんだなあ。また新しい発見をして、オレ達は店を見ながらしばらく歩いた。


メールブロックしたら


おはようございます。
リンク付きメールをブロックしたら、見事に一通の着信も来ないでござるの巻。
友達の少なさが際立ちます(笑)。
朝の天気予報も来ないので、気温もわからん!。でも寒いー(´`)。

タミル語とか、一生縁がなさそうだ。
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