泡の虹

ひとつの方向ばかりに進んでいると、「世界は自分が思っているよりもせまいのではないか」という気がして、そのことに絶望してしまうことがある。あるいは、「世界は無限なのではないか」ということに対して。その２つはどちらも正しい。あなたが進んだ分だけ、望んだ分だけのフィールドがあなたには与えられる。現実を開拓するのか、想像を開拓するのか。それはあなたの自由だが、バランスをとることをおすすめする。現実にばかり目をむけていると感じるなら想像をのぞいてみる。想像にふける比率が多いなら、現実の世界で足を進めてみる。どちらも正しい。どちらも正しいのなら、あなたが安らげる方を選んでほしい。そしてそれがどちらか分からない時に、先ほどの「バランスをとる」ということを思い出してほしい。迷子になった時、がむしゃらに進むのをやめてふと振り返ってみる瞬間のように。